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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.3
FUJITSU Software

6.5.2 SCSIホストIDずれ対応の設定【4.3A00】

システムボリュームを構成するディスクのSCSIホストIDが変更された場合でも、システムボリュームが正常に動作できるようにするために、以下の設定を行います。

注意

本設定を行わない場合、修正適用やハードウェア故障によってSCSIホストIDが変更されると、システムが起動できなくなることがあります。

参考

  • SCSIホストIDは、以下の場合に変更されることがあります。

    • パッチ適用によって初期RAMディスク(initrd)が再作成された場合

    • HBA(SCSIカード)が故障した場合

    • PCIスロットが故障した場合

  • 4.3A10以降の場合、システムボリュームを構成するディスクのSCSIホストIDが変更された場合でも、システムボリュームは正常に動作するため、本設定は必要ありません。

1) 修正適用

T001689QP-11以降、および、T001963QP-11以降の修正を適用します。

参照

適用方法は、修正情報ファイルを参照してください。

2) 修正の有効化

スーパユーザ権限で以下のコマンドを実行します。

# /etc/opt/FJSVsdx/bin/sdxefi -C -n SDX_DEV_UID_MODE -v 1

以下のコマンドを実行し、1が表示されることを確認します。

# cat /sys/firmware/efi/vars/SDX_DEV_UID_MODE*/data

3) システムの再起動

以下のコマンドを実行して、システムを再起動します。

# shutdown -r now