Linux システムでは、通常ディスクの名前は、sdX といった命名規約が使われていて、管理者は通し番号でディスクを区別しています。
従来のように、小規模なディスク構成で、かつ特定のサーバからのみディスクが接続されている環境では管理できましたが、多数のディスクが接続された環境や、複数のサーバからディスクが共用される SAN においては、通し番号では管理しきれません。
GDS では、物理ディスクや論理ボリュームといったオブジェクトに対して、管理者が自由に名前を付けることができます。ハードウェア構成を連想させる名前やデータの内容を表す名前など、管理者が覚えやすい名前を設定することができます。
一度付けられた名前は、物理的な構成が変更されても変わることはありません。つまり、名前を意識しているアプリケーションには一切変更を加える必要がなくなります。