GDS において、何らかのトラブルが発生し、本付録に記載されているトラブルシューティング方法では対処できない場合には、次の調査資料を採取したうえで、当社の技術員に連絡してください。
pclsnap コマンド、sdxsnap.sh、または FJQSS により採取した調査資料
FJQSS に対応している他のミドルウェア製品と同時に資料採取したい場合は、FJQSS を使用します。
お客様要件など何らかの理由により pclsnap コマンド、FJQSS による調査資料のどちらも採取できない場合、sdxsnap.sh によって主要な調査資料のみを採取します。
上記のいずれにも該当しない場合、pclsanp コマンドで調査資料を採取します。
クラッシュダンプ
運用管理ビューに関するトラブルの場合は、Web-Based Admin View の調査資料も採取してください。採取方法は、「PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書」を参照してください。
注意
調査資料は、現象が発生した直後、速やかに採取してください。時間の経過とともに、調査に必要な情報が失われてしまう可能性があります。
クラスタシステムの場合、調査資料は、クラスタシステムを構成するすべてのノードで採取してください。
クラッシュダンプは、障害が発生したノードで再起動が可能な場合、ノード再起動を行う前に手動で採取してください。OS に起因する障害の場合、クラッシュダンプが有用となります。
調査資料採取時に、Linux の udev 機能が管理する by-id ファイル( /dev/disk/by-id ディレクトリ配下に作成されるシンボリックリンクファイル) のうちクラスに登録されていないディスクの by-id ファイルが一時的に存在しなくなることがあります。これは、GDSが行うデバイス情報の取得処理を契機に、OS が by-id ファイルの再作成を行うためです。
クラスに登録されていないディスクの by-id ファイルに対するアクセスが失敗した場合、アクセスを再実行してください。
または、調査資料採取時には、クラスに登録されていないディスクの by-id ファイルにアクセスしないでください。