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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.5
FUJITSU Software

C.2 ドライバのメッセージ

ドライバのメッセージは、rsyslogd インタフェースを通じて、ログファイルやコンソールに対して出力されます。


メッセージ番号

各メッセージには番号が記載されていますが、GDS のドライバが実際に出力するメッセージには番号は付きません。


変数名の意味

メッセージ中の斜体字は、変数を表しており、実際に出力される内容は状況によって異なります。メッセージの説明で使用される変数の意味と形式について示します。

変数名

意味

driver

ドライバ名

v_devno

ボリュームのデバイス番号 (16 進数)

v_maj

ボリュームのメジャ番号 (10 進数)

v_min

ボリュームのマイナ番号 (10 進数)

p_devno

物理スライスのデバイス番号 (16 進数)

p_maj

物理スライスのメジャ番号 (10 進数)

p_min

物理スライスのマイナ番号 (10 進数)

pdev

物理ディスクのデバイス名
例: sda

blknodk

I/O 要求されたディスク内ブロック番号 (10 進数)

blknosl

I/O 要求されたスライス内ブロック番号 (10 進数)

length

I/O 転送要求されたブロックサイズ (単位はバイト、10 進数)

resid

転送されなかったブロックサイズ(単位はバイト、10進数)

errno

システムコールのエラー番号 (10 進数)

oflag

オープンフラグ (16 進数)

second

経過時間 (単位は秒、10 進数)

lbolt

システムブート後の経過時間 (単位は tick、16 進数)

details

詳細情報


説明

以下に、重要度の高いものから順に、ドライバが出力するメッセージを示します。重要度には、以下の 4 種類があります。

重要度

意味

facility.level

PANIC (パニック)

システムを停止させる事象を検出した場合に出力されるメッセージです。

kern.notice

ERROR (エラー)

サービスの一部が停止される事象が検出された場合に出力されるメッセージです。

kern.err

WARNING (警告)

必ずしもエラー発生には到らないが、何らかの異常事象が検出された場合に出力されるメッセージです。

kern.warning

NOTICE (通知)

ドライバの動作記録などの目的で、出力されるメッセージです。

kern.notice

facility.level は、GDS のドライバが rsyslogd(8) に渡すメッセージのファシリティとプライオリティです。
メッセージの出力先は rsyslogd(8) の構成ファイル /etc/rsyslog.conf に定義されており、/etc/rsyslog.conf の定義を変更することにより、メッセージの出力先を変更することができます。詳細については、rsyslog.conf(5) のマニュアルページを参照してください。