形式
/etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelrsc -r rid
機能説明
本コマンドは、リソースデータベースのリソースを削除します。
以下のリソースクラスのリソースが削除できます。
リソースクラス名 | 意味 |
---|---|
DISK | 共用ディスク装置のデバイスのリソース |
SHD_DISK | 共用ディスク装置のデバイスの共用リソース |
Ethernet | ネットワーク装置のリソース |
削除を行うリソースは、clgettree(1) コマンドで確認してください。
共用ディスク装置のデバイスの、DISK クラスのリソースを削除し、SHD_DISK クラスの共用リソースのみが残る場合は、共用リソースも削除してください。
本コマンドは、クラスタシステムの任意の 1 ノードで、システム管理者権限で実行してください。
オプション
削除を行うリソースのリソース ID を rid に指定します。リソースのリソース ID は clgettree(1) コマンドで確認してください。
戻り値
正常終了
異常終了
注意
リソースを削除する共用ディスクが GDS のクラスに登録されている場合は、まずその共用ディスクを GDS のクラスから削除してから、リソースを削除してください。
使用例
例として、ノード node1 および node2 で共用している共用ディスクのデバイス /dev/sdc のリソースを削除する手順を示します。
以下の手順を任意のノードで実行します。
リソースを削除する前に、リソースに設定されているデバイス名を現在のデバイス名に変更します。以下のコマンドを実行してください。
filepath には空のファイルを絶対パスで指定します。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clautoconfig -f filepath |
注意
GDS の設定ファイル /etc/opt/FJSVsdx/sdx.cf に SDX_UDEV_USE=off が記述されている場合は実行しないでください。
clgettree(1) コマンドを使って、/dev/sdc のリソースのリソース ID を確認します。以下の例では、共用ディスクのリソース ID は 17 、node1 の /dev/sdc の リソースのリソース ID は 18、node2 の /dev/sdc のリソースのリソース ID は 19 です。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree |
cldelrsc(8) コマンドを使って、共用ディスクのデバイス /dev/sdc のリソースを削除します。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelrsc -r 17 # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelrsc -r 18 # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelrsc -r 19 |