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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.5
FUJITSU Software

8.2.1 GDS運用管理ビューを使用する場合

変更操作は、クラス構成、グループ構成、ボリューム構成それぞれに、構成変更、属性変更の 2 種類の変更があります。

それぞれの構成における、変更の手順を説明します。

8.2.1.1 操作の流れ

設定した構成の変更または削除を行う場合は、以下のような手順で行います。

図8.1 構成変更操作の流れ

8.2.1.2 クラス構成

クラス構成の変更は、以下の手順で行います。

クラス構成の変更

  1. クラス構成設定画面の表示

    メイン画面の [設定]:[クラス構成設定] を選択し、クラス構成設定画面を表示します。

    図8.2 クラス構成設定

  2. 変更対象のクラスの選択

    変更対象のクラスをクラス構成設定の「クラス名」から選択します。

  3. 構成変更操作

    以下の手順に従い、物理ディスク登録 (ディスクの生成) またはディスクの削除を行います。

    1. 物理ディスク登録 (ディスクの生成)

      1. [物理ディスク] フィールドから、ディスクとして登録する物理ディスクを選択します。

      2. <追加> ボタンをクリックします。

      3. ディスクのタイプを初期値から変更する場合は、[クラス構成ディスク] フィールド内に対応するディスクのディスクタイプを変更します。

      図8.3 物理ディスク登録

    2. ディスクの削除

      1. [クラス構成ディスク] フィールドより削除するディスクを選択します。

      2. <削除> ボタンをクリックします。

  4. 変更の完了

    構成変更をそれ以上行わないのであれば、<完了> ボタンをクリックします。


クラス属性の変更

クラス属性の変更は、以下の手順で行います。

注意

クラス属性変更の前提条件

  • クラス内に active 状態のボリュームがある場合、以下のクラス属性は変更できません。

    これらのクラス属性の変更は、クラス内のすべてのボリュームをスコープ内のすべてのノードで停止してから行ってください。

    • タイプ (shared から local への変更)

    • スコープ (ノードの削除)

  • クラス内にプロキシオブジェクトがある場合、クラス属性の変更はできません。

    クラス属性の変更を行う前に、クラス内のプロキシを解除してください。

  • クラス名は変更しないでください。


  1. クラス属性定義画面の表示

    以下のいずれかの方法でクラス属性定義画面を表示します。

    1. メイン画面の操作メニューによる方法

      メイン画面の GDS 構成ツリーフィールドで対象のクラスのアイコンをクリックし、[操作]:[属性変更] を選択してクラス属性定義画面を表示します。

    2. クラス構成設定画面の属性変更ボタンによる方法

      クラス構成設定画面の「クラス名」から対象のクラスを選択し、<属性変更> ボタンをクリックしてクラス属性定義画面を表示します。

    図8.4 クラス属性定義画面

  2. 属性値の変更

    1. シングルノードの場合

      クラス属性は変更できません。

    2. クラスタの場合

      以下の属性値が変更できます。

      • タイプ

      • スコープ

  3. 変更の確定

    <完了> ボタンまたは <中止> ボタンをクリックすることにより、属性の変更の確定または取消を行います。


ディスク属性の変更

ディスク属性の変更には、以下の 2 つの変更手順があります。

注意

ディスク属性変更の前提条件

グループに接続されているディスク、および、ボリュームが存在するディスクの属性は変更できません。


メイン画面の操作メニューによる変更

  1. 変更対象のディスクの選択

    メイン画面のディスク情報フィールド中に操作対象のディスクを表示し、そのアイコンをクリックして変更対象のディスクを選択します。

  2. ディスク属性定義画面の表示

    メイン画面の [操作]:[属性変更] を選択し、ディスク属性定義画面を表示します。

    図8.5 ディスク属性定義画面

  3. 属性値の変更

    以下の属性値が変更できます。

    • ディスク名

    • ディスクタイプ

    参照

    ディスク名の命名規約については、「2.3.1 オブジェクト名」を参照してください。

  4. 変更の確定

    <完了> ボタンまたは <中止> ボタンをクリックすることにより、属性の変更の確定または取消を行います。


クラス構成設定画面による変更

  1. 属性変更ディスクの表示

    [クラス構成ディスク] フィールド内から属性値を変更するディスクを表示し、選択します。

  2. 属性値の変更

    [クラス構成ディスク] フィールドで以下の属性値が変更できます。

    • ディスク名

      ディスク名をダブルクリックして編集します。

    • ディスクタイプ

      スクロールバーで右側にスクロールして「ディスクタイプ」欄を表示し、リストからディスクタイプを選択します。

参照

ディスク名の命名規約については、「2.3.1 オブジェクト名」を参照してください。

8.2.1.3 グループ構成

グループの変更は、以下の手順で行います。

グループ構成の変更

  1. グループ構成設定画面の表示

    メイン画面の [設定]:[グループ構成設定] を選択し、グループ構成設定画面を表示します。

    図8.6 グループ構成設定

  2. 変更対象のグループの選択

    変更対象のグループをグループ構成設定画面の「グループ名」から選択します。

  3. 構成変更操作

    以下の手順に従い、ディスク/下位グループのグループへの接続またはディスク/下位グループのグループからの切断を行います。

    1. ディスク/下位グループの接続

      1. [クラス構成ディスク/グループ] フィールドよりグループに追加するディスク/下位グループを選択します。

      2. <追加> ボタンをクリックします。

      図8.7 ディスク/下位グループの接続

    2. ディスク/下位グループの切断

      1. [グループ構成ディスク/グループ] フィールドより切断するディスク/下位グループを選択します。

      2. <削除> ボタンをクリックします。

  4. 変更の完了

    構成変更をそれ以上行わないのであれば、<完了> ボタンをクリックします。


グループ属性の変更

「グループ名」のみ変更可能です。グループ属性の変更は、以下の手順で行います。

注意

グループ属性変更の前提条件

  • 下位グループの属性は変更できません。

  • active 状態のボリュームが存在する最上位グループの属性は変更できません。最上位グループの属性の変更は、最上位グループ内のすべてのボリュームをクラススコープ内のすべてのノードで停止してから行ってください。

  • グループ内にマスタボリュームまたはプロキシボリュームが存在する場合、グループ属性の変更はできません。グループ属性の変更を行う前に、プロキシを解除してください。


  1. グループ属性定義画面の表示

    以下のいずれかの方法でグループ属性定義画面を表示します。

    1. メイン画面の操作メニューによる方法

      メイン画面の GDS 構成ツリーフィールドで対象のグループのアイコンをクリックし、[操作]:[属性変更] を選択してグループ属性定義画面を表示します。

    2. グループ構成設定画面の属性変更ボタンによる方法

      グループ構成設定画面の「グループ名」から対象のグループを選択し、<属性変更> ボタンをクリックしてグループ属性定義画面を表示します。

      図8.8 グループ属性定義画面

  2. グループ名の変更

    グループ名を変更します。

    <完了> ボタンまたは <中止> ボタンをクリックすることにより、属性の変更の確定または取消を行います。

    参照

    グループ名の命名規約については、「2.3.1 オブジェクト名」を参照してください。

8.2.1.4 ボリューム構成

ボリューム構成の変更は以下の手順で行います。

ボリューム属性の変更

ボリューム属性の変更は以下の手順で行います。

注意

ボリューム属性変更の前提条件

  • ボリュームが active 状態の場合、以下のボリューム属性は変更できません。これらのボリューム属性の変更は、ボリュームをクラススコープ内のすべてのノードで停止してから行ってください。

    • ボリューム名

    • 物理スライス属性

  • ボリュームのスライスが一時切離し中の場合、ボリュームの物理スライス属性は変更できません。物理スライス属性の変更は、一時切離し中のスライスをボリュームに組み込んでから行ってください。

  • GDS 構成ツリーフィールドで選択したノードの /etc/fstab ファイルにボリューム名が記述されている場合、そのボリュームのボリューム名は変更できません。ボリューム名を変更する場合、/etc/fstab ファイルに記述されているボリューム名を先に変更してください。


  1. 変更対象のボリュームの選択

    メイン画面の GDS 構成ツリーフィールドに操作対象のボリュームを表示し、そのアイコンをクリックして変更対象のボリュームを選択します。

  2. ボリューム属性定義画面の表示

    メイン画面の [操作]:[属性変更] を選択し、ボリューム属性定義画面を表示します。

    図8.9 ボリューム属性定義画面

  3. 属性値の変更

    以下の属性値が変更できます。

    • ボリューム名

    • 高速等価性回復機構 (あり/なし)

    • 物理スライス属性 (あり/なし)

    参照

    ボリューム名の命名規約については、「2.3.1 オブジェクト名」を参照してください。

  4. 変更の確定

    <完了> ボタンまたは <中止> ボタンをクリックすることにより、属性の変更の確定または取消を行います。

    注意

    ボリューム名の変更に伴う特殊ファイルパス名の変更

    ボリューム名を変更すると、ボリュームにアクセスするための特殊ファイルのパス名も変更されるため、ボリュームの特殊ファイルにアクセスするソフトウェアの設定 (例:PRIMECLUSTER の /etc/fstab.pcl ファイル) もあわせて更新する必要があります。