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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.5
FUJITSU Software

6.1.3 Dell EMC 社製ストレージ装置を使用する場合

3.3 Dell EMC 社製ストレージ装置」の「管理できないデバイス」に記述されているデバイスや Dell EMC 社製ソフトウェアの設定が完了した後に、下記の手順に従って、GDS によるディスク管理の対象外とするデバイスのリストを /etc/opt/FJSVsdx/lib/exdevtab ファイル (除外リスト) に記述してください。除外リストには、GDS で管理すべきでないディスクをすべて記載します。

[手順]

  1. BCV、R2、GateKeeper、CKD の各デバイスは、SYMCLI で提供される syminq コマンドで確認できます。syminq コマンドを実行し、BCV、R2、GK、CKD と表示されるすべてのデバイス (sdX、emcpowerX) を除外リストに記載します。

  2. VCMDB デバイスは、syminq コマンドでは確認できません。Dell EMC 社の SAN 管理ソフトウェア (Volume Logix、ESN Manager、SAN Manager など) を使用している場合は、Dell EMC 社のエンジニア、またはその SAN 管理ソフトウェアの設定を行ったシステム管理者に VCMDB のデバイス名を確認して、除外リストに追記します。

  3. すべての native デバイス (sdX) を、除外リストに記載します。

    emcpower0 (管理対象)
    sdb (管理対象外)
    sdc (管理対象外)

  4. 手順 1.~ 3. で記載したデバイス以外にも GDS で管理すべきでないデバイスがある場合は、除外リストに追記します。

除外リストの管理のため、デバイス名の後に "PP"、"BCV"、"R2"、"GK"、"CKD"、"VCMDB" といったタグを記述することを推奨します。デバイス名とタグの間には、1 つ以上の空白を入れてください。

除外リストは以下のようになります。

# cat /etc/opt/FJSVsdx/lib/exdevtab
/dev/emcpowerc BCV /dev/emcpowerd BCV /dev/emcpowere GK /dev/emcpowerf GK /dev/emcpowerg CKD /dev/emcpowerh R2 /dev/sdb PP /dev/sdc PP ~ /dev/sdp PP /dev/sdq PP #

参考

exdevtab.sh

除外リスト /etc/opt/FJSVsdx/lib/exdevtab を簡易作成するためのスクリプトのサンプル /etc/opt/FJSVsdx/bin/exdevtab.sh を提供しています。

このスクリプトを使用する場合は、エディタを使用して、スクリプトの以下のパラメタ (syminq コマンドのパス) を実行環境に合わせて修正してください。

SYMINQ=/usr/symcli/bin/syminq

exdevtab.sh を実行すると、BCV、GateKeeper、CKD の各デバイスが除外リストに記載されます。emcpower デバイスの native デバイス、R2 デバイス、および VCMDB デバイスは記載されません。必要に応じて、exdevtab.sh を事前に修正するか、または上記の手順 1.~ 4. にしたがって、GDS で管理すべきでないディスクを追記してください。

注意

プロキシ構成における Dell EMC TimeFinder または Dell EMC SRDF 利用

プロキシ構成で Dell EMC TimeFinder または Dell EMC SRDF を利用する場合は、プロキシグループに接続する BCV、R2 デバイスは除外リストに記載しないでください。ただし、それらのデバイスを構成する native デバイスは除外リストに記載してください。詳細については、「3.19 プロキシ構成における Dell EMC TimeFinder および Dell EMC SRDF の利用」を参照してください。