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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.5
FUJITSU Software

1.8.3 シングルボリュームのスライスの I/O 応答遅延

以下の図は、システムパニックモードが有効に設定されている場合に、シングルボリュームのスライスで I/O 遅延が発生したときの I/O の動作の例です。

指定された I/O 応答時間を超過したとき、disk1 の I/O はタイムアウトし、GDS I/O Monitor Option がシステムをパニックさせます。これにより、クラスタのフェイルオーバが発生します。フェイルオーバの所要時間は、システムパニックモードが無効に設定されている場合より短縮されます。

クラスタシステムでは、システムパニックモードを有効に設定することを推奨します。

図1.44 I/O 応答時間保証 (シングルボリュームのスライスの I/O 応答遅延発生時)

参考

システムパニックモードを無効に設定した場合、シングルボリュームのスライスで I/O 遅延や I/O エラーが発生したとき、およびクラス閉塞が発生したときは、クラスタのフェイルオーバ処理中に旧運用ノードのボリューム停止処理がエラーとなり、ダブルフォルトにより RMS が旧運用ノードをパニックさせます。