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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.4
FUJITSU Software

2.3.8 ディスクラベル

ディスクラベルとは、ジオメトリ情報やスライス情報が格納されている、各ディスクの先頭にある領域のことです。

RHEL では、以下の 2 種類のディスクラベルが使用できます。

参考

ディスクラベルの作成や変更は、parted(8) コマンドで実行できます。

ディスクラベル形式

クラスに登録したディスクのディスクラベル形式は、以下のようになります。

ルートクラス【EFI】の場合

GPT 形式になります。

ローカルクラスおよび共用クラスの場合

1TB 以上のディスクをサポートしている環境かどうかによって異なります。

  • 1TB 以上のディスクをサポートしていない環境(x86 環境)の場合

    MSDOS 形式になります。

  • 1TB 以上のディスクをサポートしている環境(Intel64 環境)の場合

    クラスのディスクラベル形式と同じになります。

    クラスのディスクラベル形式は、そのクラスに最初に登録するディスクのサイズとディスクラベル形式によって、以下のように決まります。

    クラスに最初に登録するディスク

    クラス内のディスク

    サイズ

    登録前のディスクラベル形式

    登録後のディスクラベル形式
    (クラスのディスクラベル形式)

    2TB未満

    ラベルなし
    MSDOS 形式

    MSDOS 形式

    GPT 形式

    GPT 形式

    2TB以上

    ラベルなし
    MSDOS 形式
    GPT 形式


    また、クラスのディスクラベル形式によって、そのクラスに登録できるディスクのサイズが決まります。

    ・ MSDOS 形式の場合:2TB 未満

    ・ GPT 形式の場合:2TB 未満または 2TB 以上(どちらでも可)


    クラスのディスクラベル形式は、sdxinfo -C -e label コマンドで表示されるクラス情報の LABEL フィールドで確認できます。