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PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.5
FUJITSU Software

M.3.6 4.5A00の仕様変更

本ソフトウェアの、バージョン 4.5A00 における、新機能以外の仕様変更を説明します。

M.3.6.1 ホットスペアに伴う等価性コピー処理中のボリュームのI/O性能

GDS 4.3A40 以前

ホットスペアに伴う等価性コピー処理は、ボリュームの I/O 性能に影響しません。

GDS 4.5A00以降

ホットスペアに伴う等価性コピー処理中のボリュームの I/O 性能は、等価性コピー処理を実行していないときと比較して、ルートクラスの場合は平均 10% 程度、共用クラスおよびローカルクラスの場合は平均 25% 程度低下します。

ホットスペアに伴う等価性コピー処理中にボリュームの I/O 性能を低下させたくない場合、以下の設定を行ってください。クラスタシステムの場合、全ノードで以下の設定を行ってください。

  1. GDS の構成パラメタ spare_copy_delay (ホットスペアに伴う等価性コピー処理の遅延時間) の値を 50 (ミリ秒) に変更します。

    # sdxparam -S -p spare_copy_delay=50
  2. /kernel/drv/sfdsk.conf ファイルに以下のパラメタを追加します。

    パラメタが設定済の場合は、以下のとおり値を変更してください。

    SDX_SPARE_COPY_SZ=128;
    SDX_SPARE_COPY_RANGE=16384;
  3. システムを再起動します。

注意

  • この設定を行うと、ホットスペアに伴う等価性コピー処理の所要時間が増加します。

    所要時間はシステムによって異なりますが、目安は設定前:約 2分 / 1GB、設定後:約14分 / 1GBです。

  • 本書に記載されている手順以外で SDX_SPARE_COPY_SZ および SDX_SPARE_COPY_RANGE の設定を変更しないでください。