クローニングは、以下の手順で行います。
準備
複製元のシステムで、GDSの設定情報の採取など、クローニングの準備を行います。
ディスクデータの複製
複製元のシステムのディスクデータを、複製先のシステムのディスクに複製します。
システムディスクの複製には、OSの以下の機能を使用します。
Solaris 10の場合:フラッシュアーカイブ
Solaris 11以降の場合:Unified Archives
データの複製は、クローニング機能を提供するソフトウェアや、ストレージのコピー機能など、ディスクデータを複製する機能を利用して行います。
複製先のシステムの設定
複製先のシステムで、ハードウェア構成に合わせてGDSの設定を変更します。
複製元のシステムでシステムディスクをミラーリングしている場合、フラッシュアーカイブおよびUnified Archivesの機能により、複製先のシステムではシステムディスクミラーリングが自動的に解除されるため、手動で再設定する必要があります。
ローカルクラスのディスクは、以下のいずれかの方法でクローニングします。
占有スライスを含むディスク全体のデータを複製する。
占有スライスのデータのみを複製する。
ボリュームの領域のデータのみを複製する。
ディスクデータを複製しない。
データの複製に使用するソフトウェアやコピー機能の仕様(どの領域のデータを複製できるか)と、ボリューム領域のデータを複製する必要性から、複製する範囲を決めてください。