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PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.5
FUJITSU Software

6.7.3 バックアップ用ディスクからのリストア

9) 業務の停止

業務用ボリューム Volume1 がローカルクラスのボリュームの場合、業務用ボリューム Volume1 を使用しているアプリケーションを停止します。

Volume1 をファイルシステムとして使用している場合は、アンマウントします。

業務用ボリューム Volume1 が共用クラスのボリュームの場合、以下の手順を実行します。

9-1) RMS を停止します。

クラスタシステムの任意の1ノードで以下の手順を実行します。

# hvshut -a

RMS が停止したことを確認します。

# hvdisp -a
hvdisp: RMS is not running

9-2) RMS の自動起動を抑止します。

クラスタシステムのすべてのノードで以下の手順を実行します。

現在の RMS の自動起動の設定を確認します。

# hvsetenv HV_RCSTART
1

1 と表示された場合、RMSの自動起動を抑止します。

# hvsetenv HV_RCSTART 0

RMSの自動起動が抑止されていること ( 0 と表示されること) を確認します。

# hvsetenv HV_RCSTART
0

10) 業務用ボリュームの停止

業務用ボリューム Volume1 がローカルクラスのボリュームの場合、業務用ボリューム Volume1 を停止します。

# sdxvolume -F -c Class1 -v Volume1 -e allnodes

11) クラスの削除

運用ドメインにおいて、業務用ボリューム Volume1 が属しているクラス Class1 を削除します。以下のコマンドを運用ドメインのノード Node1 または Node2 で実行します。

# sdxvolume -R -c Class1 -v Volume1
# sdxgroup -R -c Class1 -g Group1
# sdxclass -R -c Class1

12) バックアップ用ディスクからのリストア

バックアップ用ディスク c3t1d1、c4t1d1 をコピー元、業務用ディスク c1t1d1、c2t1d1 をコピー先として、それぞれディスク装置のコピー機能によってリストアします。

参照

リストア方法については、ディスク装置のコピー機能のマニュアルを参照してください。


13) バックアップ用ディスクの切離し (同期化の一時停止)

リストアが完了したら、バックアップ用ディスク c3t1d1、c4t1d1 を、業務用ディスク c1t1d1、c2t1d1 から切り離します。

参照

同期化を一時停止する方法については、ディスク装置のコピー機能のマニュアルを参照してください。


14) 業務用ディスクにラベルを付けます。

本操作はクラスタシステムのすべてのノードで実施してください。

例) c1t1d1にラベルを付ける場合

# format c1t1d1
~ format> label Ready to label disk, continue? y format> quit #

15) クラスのオブジェクト構成の復元

運用ドメインのノード Node1 または Node2 において、「6.7.2 バックアップ」の手順 3) で作成した構成ファイル /var/tmp/Class1.conf に記述されている構成テーブルに従って、クラス Class1 のオブジェクト構成を復元します。

オブジェクト構成を復元した後、復元を行ったノードを再起動してください。

# sdxconfig Restore -c Class1 -i /var/tmp/Class1.conf -e chkps
# shutdown -y -i6 -g0

16) クラスのタイプ変更とスコープ拡張

バックアップしたクラス Class1 が共用クラスだった場合、Class1 のタイプ属性とスコープ属性を変更します。バックアップしたクラス Class1 のスコープは、「6.7.2 バックアップ」の手順 3)で保存した sdxinfo コマンドの出力の、クラス情報の SCOPE フィールドで確認できます。ここでは、バックアップしたクラス Class1 のスコープが Node1:Node2 であった場合の例を示します。

16-1) クラス内のボリュームの停止

# sdxvolume -F -c Class1

16-2) クラスのタイプ変更とスコープ拡張

# sdxattr -C -c Class1 -a type=shared,scope=Node1:Node2

17) 業務用ボリュームの起動

業務用ボリューム Volume1 がローカルクラスのボリュームの場合、業務用ボリューム Volume1 を起動します。

# sdxvolume -N -c Class1 -v Volume1

18) 業務の再開

業務用ボリューム Volume1 がローカルクラスのボリュームで、手順 9) で業務用ボリューム Volume1 上のファイルシステムをアンマウントした場合は、再度マウントします。
また、業務用ボリューム Volume1 がローカルクラスのボリュームの場合、Volume1 を使用するアプリケーションを起動します。
業務用ボリューム Volume1 が共用クラスのボリュームの場合、以下の手順を実施します。

18-1) 共用クラスを RMS リソースとして使用するための設定を行います。

共用クラスのスコープに含まれる任意の 1 ノードで以下の手順を実行します。

# /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvgdsetup -a Class1
  ~
Do you want to continue with these processes ? [yes/no] yes

正しく設定されたこと ( enabled on RMS と表示されること )を確認します。

# /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvgdsetup -l
Class1 is enabled on RMS.

18-2) RMS の自動起動の設定を行います。

クラスタシステムのすべてのノードで以下の設定を行います。

# hvsetenv HV_RCSTART 1

RMS の自動起動の設定が行われていること ( 1 と表示されること) を確認します。

# hvsetenv HV_RCSTART
1

18-3) RMS を起動します。

クラスタシステムの任意の 1 ノードで以下の手順を実行します。

# /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvcm -a

RMS が起動していることを確認します。

# hvdisp -a

Local System:  node01RMS
Configuration: /opt/SMAW/SMAWRrms/build/config.us

Resource            Type    HostName          State        StateDetails
------------------------------------------------------------------------
node02RMS         SysNode                     Online
node01RMS         SysNode                     Online
userApp_0           userApp                   Online
Machine001_userApp_0 andOp   node02RMS
Machine000_userApp_0 andOp   node01RMS         Online
  :
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