Solarisゾーンには、以下の3種類があります。
共有IPゾーン
グローバルゾーンで構成された物理インタフェースをノングローバルゾーンと共有するネットワーク形態です。ゾーンの構成情報において、ip-type=shared となっているゾーンが該当します。
排他的IPゾーン
物理インタフェース、または物理インタフェース上に作成した仮想NICを特定のノングローバルゾーンが占有するネットワーク形態です。ゾーンの構成情報において、ip-type=exclusiveとなっているゾーンが該当します。
カーネルゾーン
物理インタフェース、または物理インタフェース上に作成した仮想NICを特定のノングローバルゾーンが占有するネットワーク形態です。ゾーンの構成情報において、brandがsolaris-kzとなっているゾーンが該当します。
参考
排他的IPゾーンおよびカーネルゾーンのネットワークインタフェース設定では、以下のいずれかのリソースを設定することができます。
anetリソース
anetリソースは、ノングローバルゾーンのブート時にゾーンに対して一時的なVNICインタフェースを自動的に作成します。
また、ゾーンの停止時には、上記で作成した一時的なVNICインタフェースを削除します。
netリソース
netリソースは、グローバルゾーン内にある既存のネットワークインタフェースをノングローバルゾーンに割り当てます。
注意
anetリソースは、Oracle VMのゲストドメインでは使用できません。
参照
詳細については、ご使用のOSバージョンに応じたSolarisのマニュアルを参照してください。