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PRIMECLUSTER  Cluster Foundation 導入運用手引書 4.5
FUJITSU Software

7.3.2 XSCF

XSCF シャットダウンエージェントは、SPARC Enterprise Mシリーズのシャットダウンエージェントです。

注意

XSCFは、SPARC Enterprise Mシリーズで提供されるシステム監視機構です。

XSCFは、従来のシステム監視機構に以下の機能が強化されています。

XSCF の詳細については、“XSCF (eXtended System Control Facility) ユーザーズガイド”を参照してください。

構成設定

XSCF の構成設定は“XSCF (eXtended System Control Facility)ユーザーズガイド”に従って行います。また、XSCF では操作を許可するユーザ名とパスワードの設定が必須です。

XSCFを使用している場合は、“ PRIMECLUSTER導入運用手引書”の“5.1.2.2.1 コンソール情報の確認”を参照して、XSCFの設定を確認してください。

シャットダウンエージェント

XSCF シャットダウンエージェントは、4種類あります。

XSCFは、RCIとの併用を推奨します。その場合、両者の各エージェントの優先順位は以下のようになります。

(1) RCI Panic (SA_pprcip)

(2) XSCF Panic (SA_xscfp)

(3) XSCF Break signal (SA_rccu、SA_rccux)

(4) RCI Reset (SA_pprcir)

(5) XSCF Reset (SA_xscfr)

XSCFログファイル

/var/opt/SMAWsf/log/SA_xscfp.log
/var/opt/SMAWsf/log/SA_xscfr.log
/var/opt/SMAWsf/log/SA_rccu.log
/var/opt/SMAWsf/log/SA_rccux.log

注意

  • XSCFのIPアドレスは、管理LANと同一セグメントにしてください。

    ただし、ネットワークルーティングが設定されている場合は、XSCFのIPアドレスがクラスタノードの管理LANと同一セグメントである必要はありません。

  • コンソール装置にXSCFを使用している環境で、ノードの保守などでノードの電源を切断した場合、またはXSCFのネットワーク設定を変更中、または、XSCFのファームウェアアップデート中に他のノードで7040番のエラーメッセージが出力される場合があります。エラーメッセージが表示された場合は、各作業が完了した後に7040番のエラーメッセージの対処法を実施してください。

  • XSCFが故障している、または、ケーブルが切断されているなどのハード異常や、IPアドレスを間違えたなどの設定誤りを検出するまでに、シャットダウン機構 (SF) を起動してから最大30秒かかります。