参考
構成定義ファイルのフォーマットは参考までに掲載したものです。シャットダウン機構の設定方法については、“7.5 シャットダウン機構の設定”で説明します。
構成定義ファイルは/etc/opt/SMAW/SMAWsfディレクトリに作成し、構成定義ファイル名をrcsd.cfgにします。
構成定義ファイルのフォーマットを示します。
CFName[,weight=weight][,admnIP=myadmnIP]:agent=SA_name,timeout=SA_timeout{:agent=SA_name2,timeout=SA_timeout2:]
重み (Weight) はオプションキーワードです。このオプションを指定しない場合、rcsdは重み1を割り当てます。既存の構成が変わりなく機能するように、このキーワードはオプションになっています。
admIPはオプションのキーワードです。myadmIPはCFNameマシンの管理LANのIPアドレスです。下方互換とするため、このキーワードもオプションになっていますが、不適切なクラスタパーティションを回避するために設定が必要です。CIPインタフェース上に存在しないアドレスmyadmIPにしてください。
CFNameはクラスタ内のマシンのCFノード名です。
agentとtimeoutは予約語です。
SA_nameはシャットダウンエージェントのコマンド名です。
SA_timeoutは障害発生を判断するまでにシャットダウンエージェントが動作を許される最大時間 (秒) です。
構成定義ファイルの最初に記述されたシャットダウンエージェントが優先SAになります。優先SAが要求を発行してシャットダウン失敗の応答があると、2番目のSAがシャットダウン要求を発行します。シャットダウン成功の応答があるか、すべてのSAが要求を試みるまでこの要求および応答が繰り返されます。SAがクラスタノードのシャットダウンに失敗すると、オペレータの操作が必要になり、ノードはLEFTCLUSTER状態のままになります。
ログファイルの格納場所は/var/opt/SMAWsf/log/rcsd.logです。すべてのクラスタノードで同一のrcsd.cfgファイルを使用することが重要です。この点が保証されるよう管理上注意する必要があります。
/etc/opt/SMAW/SMAWsfディレクトリにrcsd.cfg.templateというファイルがあります。このファイルは架空のマシンとエージェントによるシャットダウンデーモンのサンプル構成定義ファイルです。