この章では、LEFTCLUSTER状態を定義し説明します。
LEFTCLUSTER状態となった場合は、クラスタシステムを構成する他のノードのコンソールにメッセージが出力されます。CFの稼動中にcftool -nコマンドを実行することで、この状態を確認することができます。この問題は以下の状況で発生する可能性があります。
クラスタ内で他のノードと接続しているすべてのクラスタインタコネクトに障害が発生した。
ノードでパニック状態が発生した。
ノードの電源切断
ノードの電源が突然に遮断された。
ノードのコンソールがOBPモード
ハートビートが失われLEFTCLUSTER状態が発生する。
reboot等、OSの停止処理が実行されないコマンドでノードを停止した。
注意
SFがすべてのクラスタノード上で正常に動作している場合は、SFがLEFTCLUSTER状態を自動的に解決します。設定されたSFが稼動していない場合、または、SFによる状態のクリアが失敗した場合は、手動でLEFTCLUSTER状態から回復する必要があります。このセクションでは、LEFTCLUSTER状態、およびこの状態を手動で回復する方法について説明します。