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PRIMECLUSTER  Cluster Foundation 導入運用手引書 4.5
FUJITSU Software

2.2.3 クォーラムの再設定

クォーラムの設定はいつでも変更可能で、変更は即座に有効になります。 ノードのクォーラムセットに新規ノードを追加する場合、追加ノードはクラスタ内に存在していて同じクォーラム方式を使用する必要があります。クォーラムセットからノードを削除する場合の制約はありません。

rcqconfig(1M)の設定を変更した場合、CFREG の構成情報の更新のトランザクションが発生します。CFREG の更新のトランザクションが成功して、クォーラムが初期状態になるまでは、CIMはすべての問い合わせに対してFALSEのクォーラム状態を返します。

  • クラスタ内のすべてのノードの状態を表示する:

    fuji2# cftool -n
    Node    Number  State   Os      Cpu
    fuji2   1       UP      Solaris Sparc
    fuji3   2       UP      Solaris Sparc
  • 現在のクォーラム設定を表示する:

    fuji2# rcqconfig -g

    クォーラム設定が行われていないため、何も返されません。

  • ノードのクォーラムセットに新しいノードを追加する:

    fuji2# rcqconfig -a fuji2 fuji3
  • 現在のクォーラム設定パラメタを表示する:

    fuji2# rcqconfig -g
    QUORUM_NODE_LIST= fuji2 fuji3
  • ノードのクォーラムセットからノードを削除する:

    fuji2# rcqconfig -d fuji2
  • 1つのノードが削除された後で現在のクォーラム設定パラメタを表示する:

    fuji2# rcqconfig -g
    QUORUM_NODE_LIST= fuji3
  • ノードのクォーラムセットに新しいノードfuji10 (クラスタに含まれていない) を追加する:

    fuji2# rcqconfig -a fuji2 fuji3 fuji10
    Cannot add node fuji10 that is not up.

    クラスタに含まれていないfuji10を指定したため、設定に失敗します。クォーラムセットは空のままです。

    fuji2# rcqconfig -g

    クォーラム設定が行われていないため、何も返されません。