Cloud Services Managementでは、以下のリソースを操作する場合に、承認処理が発生します。
プロジェクト管理
業務システム管理
サービス管理
ユーザー管理
リソースの登録/変更/削除操作によって申請タスクが起票されます。申請タスクの状態は、申請者、承認者の操作とシステム反映状態により、以下のように変化します。
図5.1 申請タスクの状態遷移
図の下線文字列は申請タスクの操作、四角は申請タスクの状態を表します。
図の操作は以下の内容を示します。
申請: リソースの登録/変更/削除操作を行うと申請タスクが起票されます。
承認、最終承認: 条件によって複数回の承認が行われます。
実行: サービスの申請(変更/削除)の場合だけ必要な操作で、申請内容の反映を開始します。最終承認後に申請者が行います。
却下: 申請内容が適切でない場合、承認者が申請を却下します。
取戻し: 承認待ち状態のときは、申請者が取戻し操作を行うことができます。
キャンセル: サービスの申請(変更/削除)の場合には、最終承認後に、申請者が取戻し操作を行うことができます。
図の状態は以下の内容を示します。
承認待ち: 承認者が承認する前の状態を表します。最終承認が行われるまでは承認待ちになります。
却下: 承認者が申請を却下した状態を表します。
キャンセル: 申請者が取戻し操作を行った状態を表します。
承認: 最終承認まで完了している状態を表します。
承認(実行操作待ち): サービスの申請(変更/削除)の場合に、最終承認が完了し、申請内容の反映が可能な状態を表します。
失敗: 承認後、リソース操作をシステム反映する際、エラーになった状態を表します。
ポイント
申請者が削除された場合、承認待ちまたは承認(実行操作待ち)のタスクはキャンセルになります。この場合は取戻し通知が送信されません。
申請タスク管理機能では、それぞれのリソースの操作に応じて発生した申請タスクを管理します。
本章では、クラウド管理用ポータルにおける、申請タスクの操作方法について説明します。