Cloud Services Managementでは、サービスの利用状況、稼働状況を計測し、日次単位で利用料金を計算しています。
業務システムおよびサービスの利用状況は、以下を契機に利用料金計算に反映されます。
業務システム
業務システムの登録、変更、および削除申請が完了状態に遷移した時点
サービス
サービスの登録申請が完了状態に遷移し、仮想マシンが配備完了した時点
サービスの変更申請が完了状態に遷移し、仮想マシンの変更が完了した時点
サービスの起動/停止操作を実施した時点
サービスの削除申請が完了状態に遷移した時点
プロジェクト、業務システムを削除、異動または移管させた場合、利用料金の計算対象が変わります。利用料金計算対象の組織と利用料金は以下のとおりです。
プロジェクト、業務システムを削除した場合
定額課金のリソースは定額の利用料金で計算されます。
従量課金のリソースは削除した時点までの使用時間で利用料金計算されます。
削除した業務システムで発生した利用料金は、業務システムの削除後も[利用料金]画面に表示されます。
業務システムを別のプロジェクトに異動させた場合
定額課金のリソースは、異動先のプロジェクトの費用負担元コードに紐づく組織に定額の利用料金が計算されます。異動元のプロジェクトの費用負担元コードに紐づく組織には利用料金はかかりません。
従量課金のリソースは、異動先のプロジェクトの費用負担元コードに紐づく組織に、異動後の使用時間に比例した利用料金が加算されます。異動元のプロジェクトの費用負担元コードに紐づく組織には、異動前までの使用時間に比例した利用料金が加算されます。
また、異動前と異動後で別の業務システムとして[利用料金]画面に表示されます。
プロジェクトの費用負担元コードを変更した場合(移管)
定額課金のリソースは、変更先の費用負担元コードに紐づく組織に利用料金が加算されます。変更元の費用負担コードに紐づく組織には加算されません。
従量課金のリソースは、変更先の費用負担元コードに紐づく組織には変更後の使用時間で利用料金が計算されます。変更元の費用負担元コードに紐づく組織には変更前までの使用時間で利用料金が計算されます。
また、プロジェクトの費用負担元コードを変更した場合には、変更前と変更後で別のプロジェクトとして[利用料金]画面に表示されます。
組織略称、メニュー名、プロジェクト名および業務システム名を変更した場合、以下の契機で変更後の名前が利用料金に反映されます。
組織略称、メニュー名
全期間の利用料金に対して、即時反映されます。
プロジェクト名
即時反映されます。プロジェクトの費用負担元コードを変更している場合は、最新のプロジェクト情報にのみ反映され、費用負担元コード変更前の情報には反映されません。
業務システム名
業務システム名を変更したあとの利用料金に対して、変更したあとの利用料金計算から反映されます。業務システムを別のプロジェクトに異動させている場合は、最新の業務システム情報にのみ反映され、プロジェクト異動前の情報には反映されません。
[利用料金]画面では、業務システムおよびサービスの利用によって計算された利用料金を参照することができます。
サービス企画・評価部門およびクラウドサービス統合運用部門のユーザーは、3つの視点(組織視点、メニュー視点およびプロジェクト視点)で利用料金を確認することができます。
本章では、クラウド管理用ポータルにおける、利用料金の確認操作について説明します。
ポイント
クラウド管理用ポータルで確認できる利用料金は、前日までの計算結果です。