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Cloud Services Management V1.1.1 運用ガイド
FUJITSU Software

5.3.7 申請タスク情報

申請タスク操作コマンドでXMLを利用するコマンドは、以下の1種類です。

コマンドに対応したXMLファイルの形式について説明します。

XMLの要素は、下記の階層構造で出力されます。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<requests>
    <request>
        <requestId>申請タスクID</requestId>
        <requestName>申請タスク名</requestName>
        <requestType>申請タスク種別</requestType>
        <applicantId>申請者ID</applicantId>
        <requestStatus>状態</requestStatus>
        <uiBody>詳細情報</uiBody>
        <uiBodyBefore>申請前の詳細情報</uiBodyBefore>
        <remarks>備考</remarks>
        <requestProcesses>
            <requestProcess no="1">
                <processType>application</processType>
                <requestRoute>role:bizSysProv_user</requestRoute>
                <passedDate>2016-03-02 14:32:33</passedDate>
                <passedRoute>user:userA</passedRoute>
                <comment></comment>
            </requestProcess>
            <requestProcess no="2">
                <processType>requestProcessの種類</processType>
                <requestRoute>申請タスク操作待ちのユーザー情報</requestRoute>
                <passedDate>申請タスク操作日時</passedDate>
                <passedRoute>申請タスク操作を実施したユーザー</passedRoute>
                <comment>申請タスク操作時のコメント</comment>
            </requestProcess>
        </requestProcesses>
    </request>
</requests>

要素の内容
(「要素名」または「要素名 属性」)

表示有無

出力内容の説明

出力時

申請タスクID
(requestId)

申請タスクIDです。

申請タスク名
(requestName)

申請タスク名は以下のように出力されます。

"<リソース><操作>申請"

<リソース>には以下の語句が入ります。

  • メニュー

  • 業務システム

  • サービス

  • 組織

  • ユーザー

  • プロジェクト

<操作>には以下の語句が入ります。

  • 登録

  • 変更

  • 削除

申請タスク種別
(requestType)

以下のいずれかが出力されます。

設定値

申請対象のリソース

menus

メニュー

bizSystems

業務システム

services

サービス

orgs

組織

users

ユーザー

projects

プロジェクト

申請者ID
(applicantId)

申請者のユーザーIDです。

状態
(requestStatus)

申請タスクの現在の状態です。

以下のいずれかが出力されます。

設定値

説明

running

承認待ち

pending execution

承認(実行操作待ち)

completed

承認

canceled

キャンセル

rejected

却下

failed

失敗

詳細情報
(uiBody)

申請内容の詳細がXMLの形式で出力されます。

XMLの形式は申請対象のリソース、操作ごとに異なり、各リソースの対象操作のコマンドで用いられるXMLの形式と同じです。

ただし、XMLタグの括弧は以下のようにエスケープされて出力されます。

"<":"&lt;"

">":"&gt;"

XMLの形式は"5.3 コマンドで利用するXMLの形式"のそれぞれ該当する情報を参照してください。
startオプションまたはendオプションが指定された場合だけ表示されます。

申請前の詳細情報
(uiBodyBefore)

申請前の対象リソースの詳細情報が出力されます。変更申請、かつstartオプションまたはendオプションが指定された場合だけ表示されます。

備考
(remarks)

備考の内容が出力されます。

申請タスク操作番号
(requestProcess no)

requestProcessタグは、申請と、必要な承認の種類分出力されます。

申請タスク操作番号には、承認フロー順に番号が採番され、表示されます。

requestProcessの種類
(processType)

requestProcessの種類を表します。

以下のいずれかが出力されます。

設定値

説明

application

申請

system_check

申請内容のチェック

approval

承認

execution

処理開始

申請タスク操作待ちのユーザー情報
(requestRoute)

申請タスクの操作対象となるユーザー情報が出力されます。

  • processTypeが"application"または"execution"のときのrequestRouteには、以下の形式で申請者のロールIDが出力されます。

    role:<申請者のロールID>

  • requestProcess noが2以降のとき、requestRouteの出力内容は、承認ユーザーの種類によって異なります。以下の表に表示される形式を示します。

表示される値

承認ユーザー

role:<ロールID>

サービス企画・評価部門またはクラウドサービス統合運用部門の該当ロールを持つユーザー

※複数のロールに対する申請の場合は、カンマ区切りで出力されます。

org:<組織ID>

該当組織の承認者ロールを持つユーザー

project:<プロジェクトID>

該当プロジェクトのプロジェクト管理者またはプロジェクト代行者

systemCheck

外部ツールによるチェックを表します。

申請タスク操作日時
(passedDate)

申請または承認処理が実施された日時が以下の形式で出力されます。承認、却下、取戻しの操作前は要素が出力されません。

YYYY-MM-DD hh:mm:ss

申請タスク操作を実施したユーザー
(passedRoute)

申請または承認処理を実行したユーザーのユーザーID、もしくは外部ツールが以下のように出力されます。承認、却下、取戻しの操作前は要素が出力されません。

user:<ユーザーID>

system:systemCheck

申請タスク操作時のコメント
(comment)

承認処理時に承認処理の実施者が入力したコメント、外部ツールから取得したメッセージ、またはエラーメッセージです。承認、却下、取戻しの操作前は要素が出力されません。

「表示有無」列の記号は以下を参照してください。

○:出力されます

△:条件により出力されます