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Cloud Services Management V1.1.1 運用ガイド
FUJITSU Software

4.3.3 リストア後に発生した不整合への対処

リストア実施後、ユーザー認証情報について、Cloud Services Managementで管理している情報と、認証連携先で管理している情報に差分が発生する場合があります。このとき、クラウド管理用ポータルにログインできなくなるなど、ユーザー操作に影響があります。その場合は、以下の手順を行い、本製品と関連製品とのユーザー情報の整合性を取るよう対処してください。

  1. 本製品のユーザー情報を出力

    本製品のユーザー操作コマンド(fscsm_user export)を実行し、ユーザー情報を出力します。

    コマンドについては、"5.2.2 ユーザー操作コマンド"を参照してください。

    ポイント

    業務システム提供部門ユーザーにヒアリングを行い、ログインが行えないユーザーや、パスワードが古いものになっているユーザーがいないか確認し、対応する旨を連絡してください。

  2. 必須ソフトウェア/ユーザー情報を出力

    SVOM同梱のディレクトリサービスを利用している環境の場合は、SVOMのldif情報を出力します。

    Active Directory連携、SAML認証を利用している環境の場合は、ユーザー情報のデータに変更がないことを、Active Directoryの管理部門に確認してください。

  3. ユーザー情報の比較と追加

    SVOM同梱のディレクトリサービスを利用している環境の場合は、手順1と手順2で出力したものを比較し、不足分について本製品またはSVOMに追加します。なお、本製品に追加する場合、SVOMに存在する該当ユーザーを削除してから追加してください。

    Active Directory連携、SAML認証を利用している環境の場合は、手順1と連携先の情報を比較し、不足分について本製品に追加します。

  4. ユーザー通知

    業務システム提供部門ユーザーへ復旧連絡を行います。