本製品では、業務システム提供部門へ公開するメニューの作成・更新を行うことができるメニュー管理を提供します。
メニューは、クラウド事業者と契約したクラウド、またはオンプレミス環境を、サービスレベルやセキュリティレベルなどの基準値を表記して比較選択しやすい体系に整えたものを指します。
メニューにすることで、業務システム提供部門は、ハードウェア構成やクラウド種別などを意識せずにクラウドを利用することができます。また、クラウドサービス統合運用部門は、クラウドの選択基準を標準化し、高コストなシステムや、サービスレベルの低いシステムを是正できます。
メニュー管理はサービス企画・評価部門、業務システム提供部門が使う機能です。それぞれの部門に応じて使用できる機能が異なります。
サービス企画・評価部門に対して、メニュー管理は次のような機能を提供します。
メニュー一覧
システムに登録済のメニューの一覧を表示します。メニュー一覧では、承認レベルや状態などを可視化しています。また、メニュー一覧から確認したいメニュー名を選択することで、登録済のメニュー情報の内容を確認できます。
メニューの登録
契約情報をもとにメニュー名や承認レベルなどの基本情報や料金情報などを登録します。本製品が提供するナビゲーションに沿って容易にメニューを登録できます。
業務システム提供部門に対して、メニュー管理は次のような機能を提供します。
メニュー一覧
業務システム提供部門が利用可能なメニューの一覧が表示されます。
業務システムの登録
メニュー一覧から利用したいメニューを選択し、業務システムを登録します。業務システムの登録では、業務システム名や業務システムIDなどを、本製品が提供するナビゲーションに沿って登録します。
ポイント
メニューと業務システムは、コマンドを用いて一括登録することができます。コマンドの操作方法については、"FUJITSU Software Cloud Services Management 運用ガイド"を参照してください。
業務システムを作成するためには、事前にプロジェクトを作成しておく必要があります。
図3.4 メニュー一覧の例(サービス企画・評価部門)
業務システム提供部門の場合は、[業務システム登録]ナビゲーションからメニュー一覧を参照します。
図3.5 メニュー一覧の例(業務システム提供部門)