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Cloud Storage Gateway V1.1.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

6.8 仮想ディスクの追加によるキャッシュの領域拡張

仮想アプライアンスに仮想ディスクを追加することで動的にキャッシュ領域を拡張できます。

注意

以下の手順はVMware vSphere、Hyper-Vおよびニフクラ環境の例です。KVMおよびFUJITSU Cloud Service for OSSの場合は、“/dev/sdX”を“/dev/vdX”に読み替える必要があります。

  1. 仮想アプライアンスに仮想ディスクを追加します。
    仮想ディスクは最大で31個追加できます。
    仮想ディスクの要件について「A.1 仮想アプライアンス仕様」を参照してください。
    仮想ディスクの追加方法の詳細については、使用しているサーバ仮想化ソフトウェアやクラウドサービスのドキュメントを参照してください。

  2. キャッシュ用ストレージプールを拡張します。

    1. 管理者アカウント(administrator)を使用して、本製品のコンソールにログインします。

    2. 以下のコマンドを実行して、追加した仮想ディスクが認識されていることを確認します。
      以下の例は、200GBの仮想ディスクを追加した場合の例です。
      “/dev/sdc”として認識されています。

      # csgadm storagepool diskscan
        /dev/sda1 [     953.00 MiB]
        /dev/sda2 [      27.94 GiB]
        /dev/sda3 [      27.94 GiB]
        /dev/sda5 [      27.94 GiB]
        /dev/sda6 [       3.72 GiB]
        /dev/sdb  [     100.00 GiB] LVM physical volume
        /dev/sdc  [     200.00 GiB]
        1 disk
        5 partitions
        1 LVM physical volume whole disk
        0 LVM physical volumes
    3. 以下のコマンドを実行して、キャッシュ用ストレージプールに仮想ディスクを追加します。
      複数の仮想ディスクを追加する場合は、仮想ディスクごとにコマンドを実行してください。

      # csgadm storagepool extend -disk /dev/sdc
    4. 以下のコマンドを実行して、キャッシュ用ストレージプールに仮想ディスクが追加されたことを確認します。

      # csgadm storagepool show
        PV         VG             Fmt  Attr PSize      PFree
        /dev/sdb   CsgStoragePool lvm2 a--  102396.00m 102396.00m
        /dev/sdc   CsgStoragePool lvm2 a--  204796.00m 204796.00m
      
        VG             #PV #LV #SN Attr   VSize      VFree
        CsgStoragePool   2   0   0 wz--n- 307192.00m 307192.00m
  3. キャッシュ容量を変更します。
    変更方法は「5.2 データストアの設定変更」を参照してください。