保管するデータ量の増加によりデータベースの容量が不足し、予期せぬトラブルに見舞われることもあるため、毎週、毎月といった定期的な間隔で容量を監視する必要があります。
また、監視した結果、容量不足が想定される場合は、データベースの容量を拡張します。
ここでは、配信データベースの容量監視および容量拡張について説明します。
保管データベースの容量監視および容量拡張については、“保守手引書”を参照してください。 |
配信データベースがList Worksサーバとは異なるサーバ(データベースサーバ)に存在する場合、配信データベースの容量監視はデータベースサーバ上で行います。
Enterprise Manager Database ExpressなどのOracleのツールを用いて、表領域を監視します。
参考
配信データベースの表領域は、使用状況に応じて、ハードディスク容量の限界まで自動的に拡張されます。容量が不足しそうな場合は、空き容量が十分ある別のディスク上にデータファイルを追加して表領域の容量を拡張します。また、データファイルが以下のサイズに達しそうな場合は、データファイルを追加し、表領域の容量を拡張します。
ブロック・サイズ (注) | データファイルの最大サイズ |
---|---|
8192 バイト | 32 GB |
16384 バイト | 64 GB |
注:ブロック・サイズは、配信データベースの作成時に指定したものです。
容量拡張の方法については、“12.2.2 配信データベースの容量拡張/再構築”を参照してください。 |
Oracle 12cR2のEnterprise Manager Database Expressを使用した、容量の確認手順を以下に示します。
Oracleにおける配信データベースの容量監視の方法および容量監視ツールの使用方法の詳細については、“Oracle Databaseのマニュアル”を参照してください。 |
手順1:Enterprise Manager Database Expressにログインする
Webブラウザを起動し、配信データベースの作成時に表示されたURLを指定します。
通常は以下のURLです。
https://ホスト名:5500/em
以下の接続情報を指定します。
ユーザ名:「LWLDST」を指定します。 パスワード:ユーザLWLDSTに設定したパスワードを指定します。
手順2:表領域の情報を表示
【記憶域】タブ-【表領域】を選択します。
「合計割当済サイズ」がハードディスク容量の限界に近くなっている場合は、容量を拡張してください。