保管フォルダの帳票を、PDF(Portable Document Format)形式に変換して、ファイルに出力できます。
PDF形式は、日本語フォントやクライアントの環境を意識しないで文書を配布できるため、外部に公開する文書のフォーマットとして採用する企業が増えてきています。イントラネットやインターネットを介して帳票を流通したい場合などに便利な文書形式です。なお、PDF形式に変換したファイルを参照するには、Adobe Readerが必要です。
Webクライアントの場合
Webクライアントで帳票をPDF形式で保存するには、アクセス権が必要です。PDF形式で保存するアクセス権については、運用管理者に確認してください。
なお、Web クライアントで帳票をPDF形式に保存する場合は、Adobe Acrobatは不要です。
注意
帳票をPDF形式で保存可能なページ数は、最大8000ページです。【PDF保存】ボタンから8000ページを超えた帳票をPDF形式で保存しようとすると、エラーになります。
MS明朝、MSゴシック以外のフォントは、すべてMS明朝として表示されます。
オーバレイはベクトルオーバレイ、ドットオーバレイの順に優先されて表示されます。
通常の表示と比べて面塗り属性、線属性、バーコードなどが多少異なる場合があります。
帳票をPDF形式で保存する場合、帳票がもつ記入情報は付加されません。
変換後のPDFファイルは、印刷データ/オーバレイに設定されている色で表示されます。設定されていない場合はモノクロで表示されます。
List Worksサーバの設定によっては【PDF保存】ボタンが表示されない場合があります。詳しくは運用管理者に確認してください。
Solaris版List Worksサーバの場合、一般アプリ帳票の図形データ(表、罫線など)およびバーコードはPDF変換されません。
帳票に記入情報が設定されている場合は、PDF変換時に記入情報は反映されません。
List CreatorデザイナやFORMのPowerFORMツールで作成したベクトルオーバレイ(KOL6)の場合、矩形オーバレイ文字は表示されません。
組み込みメディアがクリッピングされている場合、解像度に関わらず72dpiとなります。このため、組み込みメディアが通常の表示と異なる場合があります。
リスト管理サーバ上にすでにPDF帳票が存在する場合には、存在するPDF帳票が保存対象となるため、新たにPDF帳票は作成されません。
リスト管理サーバ上にPDF帳票が存在しない場合は、PDF帳票の作成を行います。なお、作成されたPDF帳票のセキュリティ情報は、リスト管理サーバ環境設定での設定が有効となります。本設定はフォルダ単位でのセキュリティ情報の設定であるため、帳票単位にセキュリティ情報を付与する場合は、登録時のPDF帳票作成で、帳票情報によって帳票ごとにセキュリティ情報を設定することをお奨めします。
リスト管理サーバの環境設定においてセキュリティ情報を変更した場合、すでに登録されている帳票に対しては、セキュリティ情報は変更されません。このため、保存されるPDFファイルのセキュリティ情報も変更されません。