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Systemwalker Runbook Automation 運用ガイド
FUJITSU Software

6.5 一日の予定と実績を確認する

自動運用プロセスの予定と実績をガントチャートで確認します。

ガントチャートには、現在時刻を含む25時間分のチャートが表示されます。過去の日付を指定すると、履歴情報がチャート表示されます。また、未来の日付を指定すると、予定情報がチャート表示されます。

Webコンソールから予定と実績を確認する手順を、以下に示します。

  1. [プロセス管理]タブの[プロセス状況]サブメニューをクリックします。

    表示されたガントチャートで自動運用プロセスの予定と実績を確認できます。

    自動運用プロセスの予定と実績は1行ずつ表示されます。

    自動運用プロセスの予定はチャートの上段に、実績はチャートの下段に、色分けされて表示されます。

    • プロセスインスタンスを絞り込んで表示したい場合は、[フィルター]をクリックして、条件を入力します。

    • プロセスインスタンスのフローを確認したい場合は、[名前]からプロセスインスタンス名をクリックします。実績のあるプロセスインスタンス名を選択した場合は、プロセスインスタンスの詳細を表示します。予定のみのプロセスインスタンス名を選択した場合は、プロセス定義の詳細を表示します。

    • スケジュール定義を確認したい場合は、[スケジュール定義]からスケジュール定義名をクリックします。

管理サーバが停止中に起動予定時刻が到来した場合

管理サーバが停止中に起動予定時刻が到来した場合は、スケジュールによるプロセスインスタンスの起動ができません。この場合は、プロセス状況画面に、予定線のみで状態がエラーのプロセスインスタンスが表示されます。

また、イベントログまたはシスログに以下のメッセージが出力されます。

FSP_SW/RB-A_BASE: ERROR: 04102: スケジュールによる自動運用プロセスの起動に失敗しました。スケジュール定義ID:%1 スケジュール定義名:%2 プロセス定義名:%3 起動予定日時:%4 プロセスグループID:%5


管理サーバの停止期間が連続で7日を超える場合

管理サーバの停止期間が連続で7日を超えた場合は、管理サーバ停止期間中に起動予定時刻が到来したスケジュールが存在しても、プロセス状況画面にエラーのプロセスインスタンスは表示されません。また、イベントログまたはシスログにもメッセージは出力されません。

注意

管理サーバが起動されると、停止期間中に起動予定時刻が到来したスケジュールのチェックを行います。停止期間中に起動予定時刻が到来したスケジュールが大量に存在する場合は、プロセス状況に表示されるタイミングやイベントログまたはシスログへのメッセージ出力が遅れる場合があります。

スケジュール起動が失敗した場合

スケジュールによる自動運用プロセスの起動が失敗した場合は、プロセス状況画面には、予定線のみのエラーのプロセスインスタンスが表示されます。また、イベントログまたはシスログには以下のメッセージが出力されます。

FSP_SW/RB-A_BASE: ERROR: 04101: スケジュールによる自動運用プロセスの起動に失敗しました。

その後、起動予定時刻から10分以内に、以下の詳細メッセージが出力されます。

FSP_SW/RB-A_BASE: ERROR: 04102: スケジュールによる自動運用プロセスの起動に失敗しました。スケジュール定義ID:%1 スケジュール定義名:%2 プロセス定義名:%3 起動予定日時:%4 プロセスグループID:%5

なお、管理サーバが停止中に起動予定時刻が到来し、スケジュールによるプロセスインスタンスの起動ができなかった場合には、“FSP_SW/RB-A_BASE: ERROR: 04101”のメッセージは出力されません。


また、スケジュールによる自動運用プロセスの起動が遅延し、次の起動予定時刻を過ぎても起動できていない場合、遅延中に起動予定時刻が到来したプロセスインスタンスの起動は行われません。起動が行われなかったプロセスインスタンスは、起動予定時刻が到来すると、プロセス状況画面から実行待ちのプロセスインスタンスの表示が消え、その後、10分以内にエラーのプロセスインスタンスが表示されます。また、イベントログまたはシスログには、“FSP_SW/RB-A_BASE: ERROR: 04102”のメッセージが出力されます。

同じ起動予定時刻のスケジュールが複数存在する場合

管理サーバは、スケジュール定義に指定した起動予定時刻が到来すると、プロセスインスタンスを起動します。複数のスケジュールが同じ起動予定時刻を指定している場合は、30個までのスケジュールが同時刻に起動可能です。同じ起動予定時刻のスケジュールが30個より多く存在する場合は、30個のスケジュールによるプロセスインスタンスの起動が完了した後に、順次残りのスケジュールによるプロセスインスタンスが起動されます。

ただし、[同時に複数のプロセスを実行]がチェックされたスケジュール定義では、プロセスインスタンスが完了するまで待機します。そのため、同じ起動予定時刻を指定したスケジュール定義が30個より多く、かつ、[同時に複数のプロセスを実行]にチェックをしたスケジュール定義が数多く存在する場合は、スケジュールによるプロセスインスタンスの起動が、起動予定時刻から遅延する可能性が高くなります。