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J アダプタクラスジェネレータ V12.1 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

3.2.2 プログラムの構築

アダプタクラスを使用するプログラムは、通常のCOBOLプログラムと同じ方法で構築できます

ここでは、cobmkmfコマンドおよびmakeコマンドを使用して構築する方法について説明します。

プログラムの構築には、アダプタクラスから作成した以下のファイルが必要になります。

プログラムの構築は、以下の手順で行います。

  1. プログラムのソースが存在するディレクトリに移動します。

  2. 主プログラムとなるソースファイルの拡張子を“.cobol”に、それ以外のソースファイルの拡張子を“.cob”にします。

  3. 以下のcobmkmfコマンドを実行します(”\”は継続行を示します)。JアダプタクラスジェネレータはJNI(Java Native Interface)を使用するため、マルチスレッドモデルにします。

    $ cobmkmf PROGRAM=実行形式プログラム名 \
    COBFLAGS=’-Rアダプタクラスのリポジトリ格納ディレクトリ -WC,”ALPHAL(WORD)”’\
    COBLDFLAGS=-Tm \
    LDFLAGS=’-Lアダプタクラスライブラリ格納ディレクトリ -lアダプタクラスライブラリ -ljart’

    Unicodeで動作するアダプタクラスを作成する場合、翻訳オプションENCODE(UTF8)を指定します。

  4. 以下のmakeコマンドを実行します。

    $ make

注意

cobmkmfコマンドは、カレントフォルダに1つのプログラムまたはダイナミックリンクライブラリを作成するために必要な資源だけがすべて存在していることを前提にしています。そのため、事前に不要なファイルの削除および必要なファイルのコピーをしておく等の準備が必要です。