システムの処理
プログラムを異常終了させます。
プログラマーの処置
[Linux]
$2に設定されたdlerror関数で求めたエラーメッセージの内容を参考にエラーの原因を取り除き、再度実行してください。また、以下の事項も確認してください。
CALL文に指定した入口点が存在するか
検索パス(LD_LIBRARY_PATH)を正しく設定しているか
実行可能プログラムが正しく作成できているか
プログラムをローディングするだけの空間が存在するか
日本語文字からなるプログラム名を呼び出していないか
[Solaris][Solaris64][LinuxIPF][Linux64]
$2中に設定された文字列に続くエラーメッセージを参考に原因を取り除き、再度実行してください。エラーメッセージはdlerror関数で求めたエラーメッセージです。
$2中に設定される文字列の意味を以下に示します。
文字列 | 意味 |
---|---|
dlopen-so | 共用オブジェクトのロードに失敗したことを示します |
dlopen-out | 実行可能プログラムのロードに失敗したことを示します |
dlsym-so | 共用オブジェクトから入口名を獲得するのに失敗したことを示します |
dlsym-out | 実行可能プログラムから入口名を獲得するのに失敗したことを示します |
副プログラムを共用オブジェクトとして作成した場合は、文字列“dlopen-so”、“dlsym-so”に続くエラーメッセージを参照してください。
また、以下の事項もあわせて確認してください。
“dlopen-so”が設定された場合
検索パス(LD_LIBRARY_PATH)を正しく設定しているか。
共用オブジェクトのシンボルが解決されているか。
lddコマンドにオプション“-r”を指定して実行することにより、未解決のシンボルを確認することができます。
共用オブジェクトをローディングするだけの空間が存在するか。
“dlsym-so”が設定された場合
CALL文に指定したプログラム(入口名)が共用オブジェクトに存在するか。
nmコマンドを使用して確認することができます。
日本語文字からなるプログラム(入口名)を呼び出していないか。
副プログラムが、実行可能プログラムまたは実行可能プログラムに-lオプションでリンクされた共用オブジェクト内にある場合は、文字列“dlopen-out”、“dlsym-out”に続くエラーメッセージを参照してください。
また、以下の事項もあわせて確認してください。
“dlopen-out”が設定された場合
実行可能プログラムが正しく作成されているか。
“dlsym-out”が設定された場合
CALL文に指定したプログラム(入口名)が実行可能プログラムに存在するか。
nmコマンドを使用して確認することができます。
実行可能プログラム作成時、CALL文に指定したプログラム(入口名)が存在する共用オブジェクトが“-l”で結合されているか。