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NetCOBOL V12.1 メッセージ集
FUJITSU Software

2.4.293 JMN2504I-S

利用者語'@1@'が多重定義です.

埋め込みの説明

@1@ : エラーの原因となった利用者語.

例題

[P2504.cob]
000001 IDENTIFICATION DIVISION.
000002 PROGRAM-ID.    P2504.
000003 ENVIRONMENT    DIVISION.
000004 DATA           DIVISION.
000005 WORKING-STORAGE SECTION.
000006 01 A           PIC X(1).
000007 01 A.
000008   02 B         PIC X(1).
000009 01 C.
000010    02 A.
000011      03 B      PIC X(1).
000012 PROCEDURE      DIVISION.
000013     MOVE SPACE TO A
000014     MOVE SPACE TO B OF A
000015 END PROGRAM    P2504.

P2504.cob 13: JMN2504I-S 利用者語'A'が多重定義です.

P2504.cob 14: JMN2504I-S 利用者語'B'が多重定義です.

詳細な説明

手続き部見出しあるいは手続き内で参照された名前に該当するものが,複数検出され一意に決められない場合は,利用者語の多重定義になります.

いくつかの要素については,参照時だけでなく定義時にも名前の重複がチェックされます.

以下の定義時チェックは.NET版固有です.

  • フィールド/プロパティを同じ名前で複数宣言した(フィールド名同士/プロパティ名同士だけでなくフィールド名とプロパティ名が同名であるのも不可)

  • PROPERTY句つきデータに同じ内部名と外部名をつけた

  • 連絡節データのAS外部名と同じ名前を,同じ節内で他にも宣言した

  • ENUM定義内のフィールドを同じ名前で複数定義した

なお翻訳オプションALPHAL(AUTO)が有効な場合,名前の英大文字/英小文字は等価比較されます.このとき,文字大小が異なる同じつづりの名前を複数定義すると多重定義とみなされます.