本バージョンで修正したプログラムを説明します。
[修正内容]
List Worksサービスが起動していない状態でリスト管理サーバへ接続したときに表示されるメッセージを改善します。
画面に表示されるメッセ―ジの「利用者の処置」を以下のように変更します。
リスト管理サーバへ接続時のポート番号に誤りがないか確認してください。ホスト名が、オペレーティングシステムが管理しているhostsファイルに正しいIPアドレスで定義されているか確認してください。クライアントが動作しているシステムを再起動し再度実行してください。再度発生する場合は、運用管理者に連絡してください。
リスト管理サーバが起動しているか確認してください。
リスト管理サーバへ接続時のポート番号に誤りがないか確認してください。ホスト名が、オペレーティングシステムが管理しているhostsファイルに正しいIPアドレスで定義されているか確認してください。クライアントが動作しているシステムを再起動し再度実行してください。再度発生する場合は、運用管理者に連絡してください。
上記のメッセージは以下を操作した場合にも表示される場合があります。
リストナビでリスト管理サーバの帳票を表示
リストナビでリスト管理サーバの帳票を検索
リストナビでリスト管理サーバの帳票をローカル印刷
印刷配信のWeb配信操作クライアントでList Works帳票を表示
標準出力に出力されるメッセージを以下のように変更します。
リスト管理サーバへの接続に失敗しました。RC = xxxxx DC = yyyyy
リスト管理サーバへの接続に失敗しました。RC = xxxxx DC = yyyyy
リスト管理サーバが起動しているか確認してください。
サーバとの接続に失敗しました。RC = xxxxxx
保管フォルダ作成処理または属性変更処理に失敗しました。
リスト管理サーバとの接続に失敗しました。RC = xxxxxx
リスト管理サーバが起動しているか確認してください。
保管フォルダ作成処理または属性変更処理に失敗しました。
サーバとの接続に失敗しました。
保管フォルダの削除処理に失敗しました。
リスト管理サーバとの接続に失敗しました。
リスト管理サーバが起動しているか確認してください。
保管フォルダの削除処理に失敗しました。
[発生条件]
1)List Worksサービスが起動していない、かつ
2)以下のいずれかの操作を行った場合
リストナビでリスト管理サーバへ接続する、または、
リストナビでリスト管理サーバの帳票を表示する、または、
リストナビでリスト管理サーバの帳票を検索する、または、
リストナビでリスト管理サーバの帳票をローカル印刷する、または、
保管活用のWebクライアントでリスト管理サーバにログインする、
または
印刷配信のWeb操作クライアントでList Works帳票を表示する、または
サーバコマンド「F5CWAPDC.EXE」を実行する、または、
サーバコマンド「F5CWKEEP.EXE」を実行する、または、
サーバコマンド「F5CWKPDL.EXE」を実行する場合。
[修正内容]
List Worksの印刷配信機能をインストールして、かつ印刷配信機能の環境設定を行っていない場合に、List Worksサービス起動時にイベントログにエラーメッセージ「印刷配信の環境設定の読み込みに失敗しました。」が出力されていましたが、このログの出力を抑止します。
[発生条件]
1)List Worksの印刷配信機能をインストールする、かつ、
2)印刷配信の環境設定を行っていない、かつ
3)List Worksサービスを起動した場合。
[現象]
以下の発生条件でInternet ExplorerのWeb連携の画面でログアウトボタンを押してもログイン画面に戻らず白い画面が表示される場合があります。
[環境]
Internet ExplorerでList Works V10.3.1のWeb連携に接続する。または
js及びjspファイルを更新した環境のWeb連携に接続する。
[発生条件]
以下のいずれかの操作を行った場合。かつ
Internet ExplorerでList Works V10.3.0以前のWeb連携に接続する。
または
js及びjspファイルをカストマイズした環境のWeb連携に接続する。
Internet Explorerのインターネットオプションの「全般」タブの「閲覧の履歴」で「削除」ボタンを押して「インターネット一時ファイル及びWebサイトのファイル」の チェックボックスをオンにして削除を行なっていない。かつ
「終了時に閲覧の履歴を削除する」のチェックボックスがオフになっている。かつ
Internet Explorerのインターネットオプションの「全般」タブの「閲覧の履歴」で「設定」ボタンを押して「インターネット一時ファイル」タブで「保存しているページの新しいバージョンがあるかどうかの確認」で「確認しない」または「自動的に確認する」が選択されている。かつ
以下のいずれかの操作を行った場合。かつ
Internet ExplorerでList Works V10.3.1のWeb連携に接続する。
または
string.jsファイルを更新した環境のWeb連携に接続する。
Internet ExplorerのList Worksの画面で「ログアウト」ボタンを押す。
※「インターネット一時ファイル」タブで「自動的に確認する」が選択されている場合は、Internet Explorerの内部処理に依存するため、現象が発生しない場合があります。
[処置内容]
マルチプロセス運用において、プロセスの生成に時間がかかった場合でも、List Worksサービスを起動できるように処理を改善します。
マルチプロセス運用において、プロセスが生成されたかどうかのチェックを10秒間チェックしていましたが、600秒間チェックするように修正します。
[発生条件]
1)マルチプロセス運用を行う、かつ
2)OSの負荷が高い状態でList Worksサービスを起動する、かつ
3)プロセスの生成処理に10秒以上時間がかかった場合。
[処置内容]
マルチプロセス運用において、List Worksのプロセスが終了する前にOSが停止した場合に、OS起動後にList Worksサービスが正常に起動できるように処理を改善します。
[障害内容]
以下の条件の場合に、フォルダ名の末尾が半角空白、またはタブ文字などの制御文字の保管フォルダが作成/変名できてしまう場合があります。派生する現象として、作成/変名した保管フォルダに対する操作がエラーとなる場合があります。エラーとなった場合、操作ログ/実行履歴に保管フォルダの操作に失敗した旨のメッセージが出力されます。
[環境]
Interstage List Worksをインストールしている。
[発生条件]
以下のいずれかの方法で保管フォルダを作成/変名した場合。
リスト管理サーバ環境設定で「登録先の保管フォルダがない場合に、保管フォルダを作成する」にチェックする、かつ
帳票登録時に、帳票情報に帳票格納先の保管フォルダの論理パスを指定する、かつ
論理パスのフォルダ名の末尾に半角空白、またはタブ文字などの制御文字を指定する、かつ
3.のフォルダ名の末尾が半角空白の場合、後ろにパスの区切り文字を指定する、かつ
3.の保管フォルダが存在しない場合。
保管フォルダ情報ファイルの「CreateFolder」に「1」を指定する、かつ
保管フォルダ情報ファイルの「KeepFolder」を省略する、かつ
保管フォルダ情報ファイルの「PathName」にサブフォルダの論理パスを指定する、かつ
3.のフォルダ名の末尾に半角空白、またはタブ文字などの制御文字を指定する、かつ
3.のフォルダ名の後ろにパスの区切り文字を指定した場合。
-uまたは-tで保管フォルダ名を指定する、かつ
1.のフォルダ名の末尾に半角空白、またはタブ文字などの制御文字を指定する、かつ
1.のパラメタを半角のシングルクォーテーションで囲んだ場合。
保管フォルダ名の末尾に半角空白、またはタブ文字などの制御文字を指定した場合。
保管フォルダ名の末尾に半角空白、またはタブ文字などの制御文字を指定した場合。
[処置内容]
リスト管理サーバの保管フォルダを作成/変名する処理において、フォルダ名の末尾の半角空白、およびタブ文字などの制御文字を取り除いたフォルダ名で保管フォルダを作成/変名するように処理を修正します。
保管フォルダ名の末尾の半角空白、およびタブ文字などの制御文字を取り除くかどうかをプロパティファイルで指定できるようにします。
ListServer.properties
system.folder.create.trimright
リスト管理サーバの保管フォルダを作成/変名する機能で、保管フォルダ名の末尾の半角空白、およびタブ文字などの制御文字を取り除くかどうかを、「true」または「false」の文字列で指定します。
false:取り除かない(従来動作) true :取り除く
上記以外の文字列を指定した場合には、「true」で動作します。
true
ListServer.propertiesファイルを編集した後は、List Worksサービスを再起動してください。
[処置内容]
オープン帳票の外字をイメージで登録する機能において、PG76439の機能を有効にした場合に、右上点などの「・」(中点)と同じ形状のイメージが正しく登録できるように処理を改善します。
PG76439を吸収した緊急修正では、「・」(中点)のSJISコードをレジストリ値の「CheckFontCode」で指定できるようにしました。
本修正では、「・」(中点)のUnicodeをレジストリに指定できるようにします。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\ListWORKS RunTimeLib\CurrentVersion\API
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\ListWORKS RunTimeLib\CurrentVersion\API、および HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\ListWORKS RunTimeLib\CurrentVersion\API
CheckFontUnicode
DWORD(32ビット値)
チェックする文字をUNICODEで0x1から0xFFFFの間で指定する。
レジストリの値CheckFontCode、CheckFontUnicodeには、登録結果が「・」(中点)となる文字コードを指定してください。
レジストリの値GaijiErrorが設定されていない場合は、CheckFontCode、CheckFontUnicodeに設定された値は無視され、イメージ文字の比較処理は行いません。
レジストリの値GaijiErrorが設定されている場合には、以下の文字コードでイメージ文字の比較処理を行います。
外字がSJISの場合
CheckFontCodeに設定されたSJISコード。
CheckFontCodeが設定されていない場合は、0x1のSJISコード。
外字がUnicodeの場合
CheckFontUnicodeに設定されたUnicode。
CheckFontUnicodeが設定されていない場合は、CheckFontCodeに設定されたSJISコード。
CheckFontUnicode、CheckFontCodeが設定されていない場合は、0x1のSJISコード。
PG76439の応急修正と同等にするには、CheckFontUnicodeに0xFB30を指定してください。
レジストリの値GaijiError、CheckFontCodeについては、PG76439の記事を参照してください。
[障害内容]
以下の発生条件でリスト管理サーバ環境設定を実行すると「信頼するドメイン名に指定されたドメインコントローラと接続できませんでした。正しいドメイン名を指定してください。」のメッセージが出力されてエラーとなる場合があります。
[発生条件]
リスト管理サーバ環境設定でユーザ認証先に
「このコンピュータが所属するドメイン」を選択 または
「他のドメイン」を選択し「認証先ドメイン名」を指定している。 かつ
ドメインサーバのOSがWindows Server 2008以降である。 かつ
DNSサーバでホスト名の名前解決を行っている。 かつ
DNSサーバにドメイン(サーバ)名が登録されていない。 かつ
ドメイン名が9文字以上で「.」(ドット)が含まれる。
[処置内容]
ドメイン名からドメインサーバ名(IPアドレス)を調べる処理を修正しました。
[障害内容]
以下の発生条件の場合に管理者ツールの「ユーザまたはグループの選択」画面で取得情報に「ユーザ」を選択して「検索」ボタンを押した時に以下のメッセージが出力されてユーザ一覧が表示されない場合があります。
検索に失敗しました。 OSアカウントの情報取得関数で予期せぬエラーを検出しました。 RC=1(2123)詳細コード=0x00003501
[発生条件]
リスト管理サーバ環境設定でユーザ認証先に
「このコンピュータが所属するドメイン」を選択 または
「他のドメイン」を選択し「認証先ドメイン名」を指定している。 かつ
返却される予定の各ユーザ名の長さ(バイト)の合計がUTF-16文字コード系で128バイトを超える場合。
※OSのシステム領域に割り当てられるメモリ量に依存するため、発生条件で必ず発生するわけではありません。
[処置内容]
ドメイングループに所属するユーザ一覧を取得する関数の呼び出し処理を修正しました。
[修正内容]
以下の環境及び条件において登録通知の自動メール配信機能でメールに添付された帳票エントリーファイルを実行するとリストビューワでList Works帳票が表示できるようにします。
List Worksサービスが動作するサーバのOSがWindows Server 2012またはWindows Server 2012 R2以降のOSである。かつ
複数のNICが接続されている。かつ
インターフェイスメトリック指定によるNICの優先順位が設定されている。
インターフェイスメトリックの優先順位が1番目のIPアドレスをリスト管理サーバのIPアドレスとする。
以下の注意事項があります。
自ホスト名としてlocalhost(ループバックアドレス)が返却された場合は、エラーになります。
IPv6優先環境の場合は、リンクローカルのアドレス以外で1番目のIPアドレスが設定されます。
IPv4とIPv6のマルチ環境の場合は、netsh interface ipv6 show prefixpolicies コマンドの結果で
::ffff:0:0/96 (IPv4マップ)が先頭にある場合は、IPv4アドレスが設定され、
::1/128 (ループバック)及び::/0 (IPv6通信全般)が::ffff:0:0/96より前にある場合は、IPv6アドレスが設定されます。
[障害内容]
以下の条件でファイリングした帳票ファイルをF5CWKSPLコマンドでリスト管理サーバに登録した時に登録エラーとなる場合があります。
[発生条件]
以下のInterstage List Worksの環境で動作させている。
32/64ビットOS環境で以下のバージョン・レベルの場合。または、
V10.3.0A、V10.3.0B、V10.3.0C、V10.3.1
32ビットOS環境で以下のバージョン・レベルの場合。または、
V10.3.0 EE/SE + T009077WP-01~T009077WP-06
V10.2.0 EE/SE + T009094WP-04
V10.1.0 EE/SE + T006146WP-07
64ビットOS環境で以下のバージョン・レベルの場合
V10.3.0 EE/SE + T009097XP-01~T009097XP-06
V10.2.0 EE/SE + T009095XP-04
V10.1.0 EE/SE + T008026XP-06
ファイリングのグループフォルダに指定する保管フォルダ名の文字コードに0x5Cが含まれている2バイト文字を指定している。※1 かつ
ファイリングした帳票データをF5CWKSPLコマンドでリスト管理サーバの保管フォルダに登録する。かつ
※2に示すレジストリに1を設定して、ファイリング前の保管フォルダと同じ階層構造でリスト管理サーバに登録する指定が有効になっている。
\(0x5C)が含まれる文字は以下です。
表 ― ソ Ы IX 噂 浬 欺 圭 構 蚕 十 申 曾 箪 貼 能 暴 予 禄 兔 喀 媾 彌 拿 杤 歃 濬 畚 秉 綵 臀 藹 觸 軆 鐔 饅 鷭 偆 砡 纊 犾
保管フォルダと同じ階層構造で登録する機能を有効にするレジストリキー
・32bitOSの場合 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\\Fujitsu\ListWORKS\CurrentVersion\ListServer\Folder
・64bitOSの場合 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\FUJITSU\ListWORKS\CurrentVersion\ListServer\Folder
KeepFolderPathType
DWORD値
0 階層構造での登録を無効とします。(デフォルト) 1 階層構造での登録を有効とします。
本キーが指定されていない場合、または、上記以外の値が指定された場合は、0(本修正を無効)とします。
[処置内容]
F5CWKSPLコマンドの保管フォルダ名を解析する処理を正しく修正します。
[障害内容]
PDF変換でエラーになった場合、List Worksサービス、または、サーバ機能APIを使用したアプリケーションのプロセスでメモリーリークが発生する場合があります。
[発生条件]
以下のバージョン・レベルのList Worksをインストールしている、かつ
Windows版 SystemWalker/ListWORKS V10.0L20以降、または
Solaris版 SystemWalker/ListWORKS 10.0以降、または
Windows版 Interstage List Works V6.0L10以降、または
Solaris版 Interstage List Works 6.0以降、または
Linux版 Interstage List Works V9.0.0以降
SystemWalker/List Creator Enterprise Edition、または
Interstage List Creator Enterprise Editionをインストールしている環境。
以下の方法で帳票のPDF変換を行う、かつ
帳票登録時にPDF変換する、または
Webクライアントで「PDF表示/PDF保存」を行う、または
サーバ機能APIでPDF変換する
PDF変換がエラーで失敗した場合。
[処置内容]
PDF変換の印刷データを読み込む処理でエラーが発生した場合の処理を正しく修正します。
[処置内容]
リストナビからファイリングを依頼し、ファイリングに失敗した時に、ファイリングの装置フォルダのファイリンググループ一覧からファイリンググループを削除しなくても、リスト管理サーバでメモリ不足が発生しないようにしました。
[機能概要]
Web連携のWeb帳票画面からの印刷処理において印刷処理が終了して印刷中のポップアップウィンドウが閉じられてもWeb帳票画面が入力可能状態にならないことがある問題を改善します。
本修正を適用しても一部のプリンタでは、Web帳票画面からの印刷が終了しても入力可能状態にならない場合があります。この場合は、ListPrint.propertiesファイルにprint.enablewindow=1を指定することで、印刷中にWeb帳票画面の入力抑止を行わないようにして、本現象を回避することができます。
本パラメタを指定すると印刷中でもWeb帳票画面に対して操作可能になってしまうので印刷が完了するまでWeb帳票画面を操作しないようにしてください。本パラメタは、本修正を適用してもWeb帳票画面が入力可能状態にならない場合にのみ指定してください。
Webゲートウェイサーバの、ListPrint.propertiesファイルの、[everyone]セクションに、以下の値を設定してください。
print.enablewindow
0 印刷中はWeb帳票画面の入力抑止を行う。(デフォルト) 1 印刷中はWeb帳票画面の入力抑止を行わない。
[機能概要]
Web連携のWeb帳票画面でデータ変換処理等のプログレスバー画面を表示する処理において、プログレスバー画面を閉じてもWeb帳票画面が入力可能状態にならないことがある問題を改善します。
[処置内容]
PDFファイルに「feed」の文字列が含まれていてもInternet ExplorerでPDFファイルがダウンロードできるように、List Worksの環境設定でPDFファイルダウンロード時のHTTP応答ヘッダーを指定できるようにします。
ListGateway.properties
List Worksインストール先\Distribute\manager\gui\property
pdf.http.header
Web配信操作画面でList Creator互換印刷を使用した帳票を表示する機能で、PDFファイルをダウンロードする際のHTTP応答ヘッダーを指定します。
0:付与しません。(従来動作) 1:Internet ExplorerのMIMEタイプの検出処理を無効にするヘッダー「X-Content-Type-Options: nosniff」を付与します。
1
ListGateway.propertiesファイルを編集した後は、配信操作画面のワークユニット(LWDST_MGUI)を再起動してください。
[処置内容]
PDFファイルに「feed」の文字列が含まれていてもInternet ExplorerでPDFファイルがダウンロードできるように、List Worksの環境設定でPDFファイルダウンロード時のHTTP応答ヘッダーを指定できるようにします。
ListGateway.properties
List Worksインストール先\Web\property
pdf.http.header
帳票をPDF形式で表示、保存する機能で、PDFファイルをダウンロードする際のHTTP応答ヘッダーを指定します。
0:付与しません。(従来動作) 1:Internet ExplorerのMIMEタイプの検出処理を無効にするヘッダー「X-Content-Type-Options: nosniff」を付与します。
1
ListGatewayの環境定義ファイルを編集した後は、「List Works Web連携環境設定」を実行して設定を有効にしてください。
[現象]
XSSの脆弱性の問題が存在します。
[環境]
Web連携機能の環境構築が実施済み。
[発生条件]
WebブラウザからWebゲートウェイサーバに接続して、jspを利用した画面を表示する場合。
[処置内容]
悪意のあるスクリプトが動作しないように修正します。
リストナビのログイン性能改善モード(プロパティファイル「ListServer.properties」に「system.client.loginmode=true」を指定する)が有効な場合において、リストナビの受信フォルダ「振り分け条件の定義」画面の「振り分け先」項目にフォルダ名を直接入力可能にします。
[現象]
以下のバッチファイルでエラーが発生しているにもかかわらず、正常終了する場合があります。
lwApdSymfoLWDB.bat
lwInsSymfoLWDB.bat
[環境]
Windows版Interstage List Works V10.0.0以降をインストールしている。
かつ、
データベースにSymfowareを使用している。
[発生条件]
以下のいずれかのバッチを実行する。かつ、
lwApdSymfoLWDB.bat
lwInsSymfoLWDB.bat
Symfowareデータベースで何らかのエラーが発生する。
帳票登録処理において、画像データのサイズチェック処理を改善します。
[現象]
バーコードを含む帳票を両面印刷した場合、バーコードが印字されない場合があります。
[環境]
List Works V10.3.1をインストールしている。かつ、
HOST PRINT V7.2L11と連携する。
または、
HOST PRINT V7.2L10に緊急修正T008588WP-01あるいはT008585XP-01を適用する。
または
HOST PRINT V7.2L10に応急修正T008828XE-01を適用する。かつ、
HOST PRINTコンソールのJOB情報でLBPサポート(F6671モード)を使用している、
かつ、
PCプリントサービスから帳票を印刷する運用をしている。
または、HOST PRINTコンソールのJOB情報で帳票管理(F6671モード)を使用している、かつ、
帳票管理サービスから帳票を印刷する運用をしている。
[発生条件]
帳票の綴じ方(APSのDFNWTR定義やPRTFILEコマンドのBINDオペランドの指定)が下綴じ、右綴じ、左綴じ※のいずれかである場合、かつ、
バーコードを含む帳票を両面印刷した場合
※綴じ方によってバーコードが印刷されない箇所が異なります。
下綴じの場合:表面、裏面ともに印刷されない。
右綴じの場合:裏面のみ印刷されない。
左綴じの場合:表面のみ印刷されない。
[現象]
VSPプリンタに印刷した場合に印刷中に更新される「印刷ページ」が更新されません。
[環境]
Interstage List Works V10.0.0以降をインストールしている。かつ
VSPプリンタにリモート印刷で実施する運用である場合。
[発生条件]
帳票を出力する場合。
[現象]
外字を含む帳票を表示・印刷できない場合があります。表示・印刷するとWebブラウザがハングアップ、タイムアウトが発生します。
タイムアウトの場合は、以下のエラーメッセージが表示されます。
タイムアウトのため、処理を続行できませんでした。 ログインしなおして、再度実行してください。
[環境]
リスト管理サーバ、またはアプリケーションサーバの環境設定の「外字の扱い」に、「文字コード」が設定されている。かつ、
Windows版 List Works V5.0L10~V10.3.1のいずれかのWebゲートウェイサーバを使用する。または、
Windows版 List Works V10.0.0~V10.3.1のいずれかの配信管理サーバを使用する。
かつ、
Web連携の環境設定ファイル「ListPrint.properties」に、以下の定義をしている。かつ、
option.view.imagetext=1
Webゲートウェイサーバ、または配信管理サーバで、外字ロードサービスが起動されていない。
[発生条件]
Webクライアントで、帳票を選択して帳票表示・印刷画面を表示後、外字のあるページを表示・印刷する。または、
Web配信操作クライアントで、帳票を選択して帳票表示画面を表示後、外字のあるページを表示する。
V10.3.2Aで吸収したプログラム修正は、以下のとおりです。
[障害内容]
以下の環境・条件でList Works Enterprise Edition V10.3.2をアンインストールすると、以下のレジストリが削除されます。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu]
派生現象として、他の富士通製品が正常に動作しなくなる場合があります。
[発生条件]
Windows Server(64bit)環境。かつ、
富士通製品がインストールされていない環境(*1)。
*1:[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu] が存在しない環境
List Works Enterprise Edition V10.3.2のリスト管理サーバ機能をインストールする。かつ、
以下のレジストリを使用する他の富士通製品をインストールする。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu]
かつ、
List Works Enterprise Edition V10.3.2をアンインストールする。
[処置内容]
List Worksのアンインストール時に、以下のレジストリのバックアップ・リストアを行うように、List Worksのアンインストール処理を修正します。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu]
[障害内容]
以下の条件の場合に、かんたん環境設定を実行すると、条件に一致しないにも関わらず、「本機能は、List Works V7以降からバージョンアップした環境では使用できません。」のメッセージが表示される場合があります。
[発生条件]
Windows版 Interstage List Works V10.0.0以降をインストールした環境。
List Works V6以前がインストールされたシステムに上書きインストール、または、新規インストールする。かつ、
かんたん環境設定を実行した場合。
[処置内容]
かんたん環境設定の以前のバージョンをチェックする処理において、レジストリを読み込む処理を正しく修正します。
[互換情報]
本修正の適用により、以前のバージョンの取得に失敗した場合に表示されるメッセージが変更されます。
かんたん環境設定を実行する、かつ
かんたん環境設定の以前のバージョンの取得に失敗した場合。
かんたん環境設定で以前のバージョンの取得に失敗した場合に表示されるメッセージが以下のように変更になります。
本機能は、List Works V7以降からバージョンアップした環境では使用できません。
リスト管理サーバ機能が正しくインストールされていない可能性があります。処理を中断します。
[障害内容]
以下の条件の場合、帳票登録時に振り分けエラーとならずに、帳票情報に指定した論理パスとは異なるパスの保管フォルダに帳票が登録されます。
[発生条件]
Windows版 Interstage List Works V7.0L10以降をインストールした環境。
リスト管理サーバ環境設定の「登録」タブで「登録先の保管フォルダがない場合に、保管フォルダを作成する」にチェックする、かつ
帳票情報の「DB-PATH」、または「LV-DB-PATH」に帳票を格納する保管フォルダの論理パスを指定する、かつ
2.の論理パスが形式2(※1)である、かつ
2.の第一階層の保管フォルダが存在しない、かつ
2.の第一階層のフォルダ名と同じ名前の保管フォルダが第一階層に存在する、かつ
5.の既存の第一階層の保管フォルダの格納場所が、2.の第一階層のパス((ドライブ名):\(第1階層のフォルダ名))と一致しない場合。
例として、第一階層の保管フォルダ「data」が存在する状態で、帳票情報の論理パスに「e:\data\sub」を指定した場合が該当します。
第一階層の保管フォルダ「data」の格納場所にかかわらず、この保管フォルダ配下に帳票が登録されます。
※1)(ドライブ名):\(第1階層のフォルダ名)\(保管フォルダ名)\・・・\(保管フォルダ名))
[処置内容]
帳票登録時に第一階層の保管フォルダを作成する処理において、同じ名前の保管フォルダが存在した場合に、物理パスが同じかチェックするように処理を修正します。
[障害内容]
以下の条件の場合に、帳票を登録すると振り分けエラーが発生する場合があります。操作ログに「振り分け先保管フォルダが存在しないか、新規保管フォルダの作成に失敗しました。」のメッセージが出力されます。
[発生条件]
Windows版 Interstage List Worksをインストールした環境。
リスト管理サーバ環境設定の「登録」タブで「登録先の保管フォルダがない場合に、保管フォルダを作成する」にチェックする、かつ
帳票情報に帳票を格納する保管フォルダの論理パスを指定する、かつ
2.の論理パスが形式2(※1)である、かつ
2.の第一階層のフォルダ名の末尾が半角空白、またはタブ文字などの制御文字である、かつ
2.の第一階層のフォルダ名の末尾が半角空白の場合、後ろにパスの区切り文字を指定する、かつ
2.の第一階層の保管フォルダが存在しない場合。
※1)(ドライブ名):\(第1階層のフォルダ名)\(保管フォルダ名)\・・・\(保管フォルダ名))
[処置内容]
帳票登録時に第一階層の保管フォルダを作成する処理において、末尾の半角空白やタブ文字などの制御文字を取り除くように修正します。
保管フォルダ名の末尾の半角空白、およびタブ文字などの制御文字を取り除くかどうかをプロパティファイルで指定できるようにします。
ListServer.properties
system.folder.create.trimright
リスト管理サーバの保管フォルダを作成/変名する機能で、保管フォルダ名の末尾の半角空白、およびタブ文字などの制御文字を取り除くかどうかを、「true」または「false」の文字列で指定します。
false:取り除かない(従来動作) true :取り除く
上記以外の文字列を指定した場合には、「true」で動作します。
true
[障害内容]
以下の条件の場合に、帳票登録時PDF変換がエラーになる、または、帳票登録時にメール送信した帳票エントリファイルを開くとエラーが発生します。
帳票登録時のPDF変換の場合、操作ログに「帳票のPDF変換に失敗しました」のメッセージが出力されます。
帳票エントリファイルを開いた場合、「指定した印刷データのアクセスに失敗しました」のメッセージが表示されます。
また、「処理種別」が「振り分け」、「PDF変換」、「登録通知の自動メール配信」、「メール送信」の操作ログに出力される保管フォルダの論理パスが、実際の保管フォルダの論理パスではなく、帳票情報に指定した保管フォルダの論理パスが出力されます。
[発生条件]
以下のいずれかをインストールした環境。
Windows版 Interstage List Works V10.3.0 + 緊急修正T009077WP-07、または、緊急修正T009097XP-07
Windows版 Interstage List Works V10.3.0A + 緊急修正T010195WP-06、または、緊急修正T010196XP-06
Windows版 Interstage List Works V10.3.0B + 緊急修正T011524WP-04、または、緊急修正T011525XP-04
Windows版 Interstage List Works V10.3.0C + 緊急修正T012147WP-03、または、緊急修正T012148XP-03
Windows版 Interstage List Works V10.3.1 + 緊急修正T013204WP-02~04、または、 緊急修正T013203XP-02~04
Windows版 Interstage List Works V10.3.2
リスト管理サーバ環境設定で「登録先の保管フォルダがない場合に、保管フォルダを作成する」にチェックする、かつ
帳票登録時に、帳票情報に帳票格納先の保管フォルダの論理パスを指定する、かつ
2.の論理パスのフォルダ名の末尾に半角空白、またはタブ文字などの制御文字を指定する、かつ
3.のフォルダ名の後ろにパスの区切り文字を指定する、かつ
3.の保管フォルダが存在しない、かつ
帳票登録時のPDF変換、または、帳票登録時のメール送信を実行した場合。
[処置内容]
帳票登録後のPDF変換、帳票エントリファイルの作成処理において、帳票情報に指定した論理パスではなく、実際に帳票が登録された保管フォルダの論理パスを使用するように修正します。
障害内容
発生条件に示す場合に、F5CWAPDCコマンドを実行すると、「-Oパラメタで出力先に指定されたパスが存在しません」のメッセージが表示され、コマンドがエラーになります。
発生条件
Windows版 Interstage List Worksをインストールした環境。
F5CWAPDCコマンドで帳票をPDF変換する。かつ、
F5CWAPDCコマンドの-Oオプションのパラメタで出力先フォルダパスを指定する。かつ、
2.のパスの最後の文字が2バイト文字である。かつ、
3.の文字の下位1バイトが「0x5C」の文字である(※1)。かつ、
2.のパスの末尾にパス区切り文字「\」を指定しない場合。
処置内容
F5CWAPDCコマンドのパラメタ解析の処理を正しく修正します。
障害内容
イベントログに以下のエラーを出力し、帳票の登録処理が異常となる場合があります。
yyyy/mm/dd,hh:mm:ss,1,6,3005,ListWORKS,N/A,XXXXXXXX, ファイル(ファイル名=X:\aaaa\bbbb\cccc.sia)の受信フォルダ(フォルダ名=xxxxx)への転送に失敗しました。 受信フォルダが存在するか、確認してください。 エラーコード=2 エラー詳細:オペレーティングシステムで以下のエラーが検出されました。 指定されたファイルが見つかりません。 (コード=2) 詳細情報 = { Lwmove.cpp, 1709, 2 }
発生条件
Windows版 Interstage List Worksをインストールした環境。
List Worksに帳票を登録する。
処置内容
リトライを実行するように修正します。
障害内容
以下の条件の場合に、帳票のPDF変換を実行すると、「PDF変換実行」の操作ログの入力フォルダ名、出力フォルダ名が文字化けする場合があります。
発生条件
Windows版 Interstage List Worksをインストールした環境。
以下のフォルダ名の末尾が2バイト文字。かつ、
PDF変換する帳票の格納先の保管フォルダ。または、
PDFファイルの出力先フォルダ。
1.の文字の下位1バイトが「0x5C」の文字の場合(※1)。
処置内容
「PDF変換実行」の操作ログに出力する文字列を生成する処理を正しく修正します。
互換情報
本修正の適用により、「PDF変換実行」の操作ログの入力フォルダ名、出力フォルダ名が文字化けせずに出力されるようになります。
上述の「発生条件」を参照のこと。
ありません。
障害修正のため。
ありません。
「発生条件」に示す場合に、操作ログに出力される入力フォルダ名、出力フォルダ名が以下のように変更になります。
適用前:末尾の文字が文字化けする。 適用後:末尾の文字が文字化けしない。
ありません。
ありません。
ありません。
障害内容
以下の条件の場合に、帳票を表示/印刷すると、「指定した印刷データの解析情報ファイルのアクセスに失敗しました。詳細コード:238F2332」のメッセージが表示され、エラーが発生する場合があります。
発生条件
Windows版 Interstage List Worksをインストールした環境。
リスト管理サーバの帳票を、以下のいずれかの方法で複写、または移動する。かつ
帳票を複写する
帳票を移動する
保管フォルダを複写する
保管フォルダを移動する
複写先、移動先は、リスト管理サーバの保管フォルダである。かつ
複写先、移動先の保管フォルダの格納先のディスクが容量不足の状態である。かつ
1.で複写、または移動した帳票を表示/印刷した場合。
処置内容
リスト管理サーバの帳票を複写/移動する処理を正しく修正します。
障害内容
以下の発生条件の時に「指定された保管フォルダは存在しません」のメッセージが出力されて、帳票が削除されない場合があります。
発生条件
以下の条件で発生します。
大量の保管フォルダ(※1)が存在する。かつ、
登録有効期限を過ぎた削除対象の帳票が全保管フォルダの25%以上に存在する。かつ、
帳票削除コマンド(※2)を実行して帳票を削除する。
通常は1000以上ですが搭載しているメモリの空き状況によってフォルダ数は増減します。
Solaris/Linux版 lvatdellコマンド、Windows版 F5CWDSDL.EXEコマンドです。
処置内容
保管フォルダ情報を管理するキャッシュ処理を修正します。
機能概要
Web連携のWeb帳票画面からの印刷処理において印刷処理が終了して印刷中のポップアップウィンドウが閉じられてもWeb帳票画面が入力可能状態にならないことがある問題を改善します。
PH12102の修正を適用しても一部のプリンタでWeb帳票画面が入力可能状態にならない場合があり実現方法を変更しました。
処置内容
機能改良。
注意
本修正を適用しても一部のプリンタでは、Web帳票画面からの印刷が終了しても入力可能状態にならない場合があります。
この場合は、ListPrint.propertiesファイルにprint.enablewindow=1を指定することで、印刷中にWeb帳票画面の入力抑止を行わないようにして、本現象を回避することができます。
本パラメタに1を指定すると印刷中でもWeb帳票画面に対して操作可能になってしまうので印刷が完了するまでWeb帳票画面を操作しないようにしてください。本パラメタは、本修正を適用してもWeb帳票画面が入力可能状態にならない場合にのみ指定してください。
Webゲートウェイサーバの、ListPrint.propertiesファイルの、[everyone]セクションに、以下の値を設定してください。
print.enablewindow
0 印刷中はWeb帳票画面の入力抑止を行う。(デフォルト) 1 印刷中はWeb帳票画面の入力抑止を行わない。 2 PH12102、PH15204の修正適用前の状態で動作する。 3 PH12102の修正適用後の状態で動作する。