V9.1.0では、以下の機能を追加しました。
Windows Server 2008 R2対応
Windows 7対応
List Worksプリンタドライバの対応OS拡大
データベースの動作保証
Web連携機能の動作保証
性能改善
運用規模拡大
リスト管理サーバ操作/運用性改善
帳票登録機能の改善
Solaris版List Works V8への登録/接続
Webゲートウェイサーバの改善
クライアント機能の操作性改善
印刷機能の改善
仕分け機能の改善
メッセージ改善
保守情報収集ツールの改善
追加した機能の詳細を以下に示します。
Windows Server 2008 R2対応
Windows Server 2008 R2における動作を保証しました。
Windows 7対応
Windows 7(x86)における動作を保証しました。
List Worksプリンタドライバの対応OS拡大
List Works プリンタドライバにおいて、Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008における動作を保証しました。ただし64ビットのOSでは使用することができません。
データベースの動作保証
リスト管理サーバにおいて、Symfoware Server Standard Editionの動作を保証しました。
Web連携機能の動作保証
Web連携機能において、以下の動作を保証しました。
Interstage Application Server V9.2.0
IIS 7.5
性能改善
以下の機能の性能を改善をしました。
リスト管理サーバの帳票のファイリング
リストクリーナ - サーバ
運用規模拡大
運用規模の拡大のために、以下の機能改善を行います。
保管フォルダの共有運用時の最大接続数を4台から10台に拡張しました。
Oracle RAC構成へのデータベース接続を可能にしました。
なお、上記機能は、EE版のみサポートします。
リスト管理サーバ操作/運用性改善
以下の機能の改善を行います。
ドメイン環境において、「Domain Admins」グループに所属するアカウントでサービスを起動する必要がありましたが、「Domain Users」グループと「ローカルAdministrators」グループに所属するアカウントでも起動できるようにしました。
「リストクリーナ - サーバ」において、「登録有効期限が当日の帳票の削除」、「削除基準日の指定」、「削除対象とする保管フォルダの指定」、「指定した保管フォルダのサブフォルダの帳票も削除対象とするかどうか」を指定して起動できるようにしました。
ログイン処理において、DNS逆引きに時間がかかる場合、「DNS逆引きを行わない」指定をすることでログインと帳票の表示に要する時間を改善できるようにしました。
Webクライアントからの帳票一覧要求時に、帳票毎のアクセス権を取得するかどうかを指定できるようにしました。
削除スレッドの起動方法に関する設定を指定できるようにしました。
Web連携の「帳票を検索」において、帳票検索を中断する時間(10分)、中断する件数(1000件)を変更できるようにしました。
システム環境変数RDBNAMEが既に設定されている場合でも、リスト管理サーバのデータベースとしてSymfoware を利用できるようにしました。
帳票登録機能の改善
以下の機能の改善を行います。
情報連携/電子帳票情報の指定により、同一保管フォルダに同じ「帳票名」、「コメント」、「作成者名」、「登録日時」の帳票が存在する場合に古い帳票を削除して新帳票を登録できるようにしました。
List Works帳票(SPLファイル)を指定して、リスト管理サーバへ登録するコマンドを追加しました。
Solaris版List Works V8への登録/接続
以下の機能の改善を行います。
List Works V9.1.0の帳票データ転送アダプタからSolaris版List Works V8のリスト管理サーバに帳票を登録できるようにしました。
List Works V9.1.0のWebゲートウェイサーバからSolaris版List Works V8のリスト管理サーバに接続するかどうかを指定できるようにしました。
Webゲートウェイサーバの改善
以下の機能の改善を行います。
Web連携のアクセスログに、「コンテナ番号」と「セションID」情報を出力するようにしました。
以下のWeb連携機能APIを追加しました。
ListGatewayのgetListPrintPropertiesNameメソッド
ListGatewayのsetListPrintPropertiesNameメソッド
ListPrintのfindResultメソッド
ListPrintのselectメソッド
ListPrintのsetPrinterメソッド
クライアント機能の操作性改善
List Worksクライアントにおいて、以下の機能の改善を行います。
検索結果(表形式)の一覧の表示形式などの値を保存して、次回リストビューアを起動したときに値が有効になるようにしました。
Webクライアントにおいて、以下の機能の改善を行います。
帳票の検索において、帳票名、コメント、作成者名、備考1~4の検索条件に対して、「部分的に一致する」に加え、「完全に一致する」と「前方から一致する」を追加しました。
帳票の検索において、入力する検索条件を必須とするかどうかを指定できるようにしました。
検索結果一覧から帳票を削除できるようにしました。
保管フォルダの一覧のソートにおいて、「保管フォルダ名」と「作成日時」に加え、「保管フォルダのパス名」を追加しました。
帳票一覧からの印刷画面から印刷した後にウィンドウを前面に移動するかどうかを指定できるようにしました。
検索結果(表形式)の一覧の表示形式などの初期値を指定できるようにしました。
List Worksクライアント、Webクライアントにおいて、以下の機能の改善を行います。
用紙の余白、用紙の影の長さ、および枠線を表示するかどうかを指定できるようにしました。
データ変換したCSVファイルをMicrosoft Excelで表示したときに、数値がゼロサプレスされずに表示できる指定を追加しました。
印刷機能の改善
以下の機能の改善を行います。
Webクライアントの帳票一覧画面において、「ローカル印刷済みかどうか」を表示できるようにしました(ローカル印刷識別機能)。表示した場合、「ローカル印刷済みかどうか」の検索条件で、帳票一覧を絞り込むことや帳票を検索することができます。
注意
本機能はList Works V9.1.0のList Worksクライアント、Web連携機能とリスト管理サーバ機能と連動して実現しています。このため、本機能を使用して運用する場合は、すべてのList WorksクライアントとWeb連携機能をV9.1.0にバージョンアップする必要があります。V9.1.0にバージョンアップせず、V9.0.1以前のList Worksを使用した場合、マニュアルに記載されている動作になりません。
V8.0.0~V9.0.1のクライアントを使用した場合
帳票を連結表示した場合、先頭の帳票のみローカル印刷済みになりますが、先頭以降の帳票はローカル印刷済みになりません。
V7.0L10以前のクライアントを使用した場合
帳票を連結表示した場合、ローカル印刷済みになりません。また、検索結果の行の一覧と検索結果の表形式の一覧から印刷してもローカル印刷済みになりません。
リストビューア/Webクライアントの帳票表示画面のページ設定で、印刷ダイアログの印刷範囲の初期値を指定できるようにしました。
仕分け機能の改善
以下の機能の改善を行います。
仕分け定義体レコードの制限値を5000行から10万行、CMレコード行数の制限値を1000行から1万行へ拡張しました。
ジョブ名仕分けにて、ジョブ名に「¥」を含むジョブをサポートしました。なお、仕分け機能は、EE版のみサポートします。
メッセージ改善
エラーの考えられる原因および対処方法を明確にして、利用者が対処できるように改善しました。
List Worksクライアント、Webクライアントが出力するメッセージ
環境設定ツール(List Worksクライアント環境設定、List Works Web連携環境設定、リスト管理サーバ環境設定、帳票データ転送アダプタ環境設定)が出力するメッセージ
保守情報収集ツールの改善
List Worksクライアントと帳票データ転送アダプタにおいて、保守情報収集ツールにより保守情報を収集できるようになりました。