ファイアウォールが有効になっていることにより、トラブルが発生する場合があります。以下の手順に従って、ファイアウォールのブロックを解除するなど、システムの設定を変更してください。
なお、操作手順(メニュー名など)は、オペレーティングシステムのバージョンなどによって異なることがあります。
Interstage ディレクトリサービス/Interstage HTTP Serverを使用する場合
Interstage ディレクトリサービス/Interstage HTTP Serverを使用する場合は、事前にファイアウォールのブロックを解除してください。
Interstage ディレクトリサービスを使用する場合は、以下のトラブルが発生する可能性があります。
Interstage ディレクトリサービスのクライアントおよびエントリ管理ツールによるリポジトリへの接続ができない場合があります。
レプリケーション環境構築が失敗する場合があります。
Interstage HTTP Serverを使用する場合は、以下のトラブルが発生する可能性があります。
Webサーバへのアクセスに失敗する場合があります。
ファイアウォールのブロック解除手順について以下に示します。
[コントロールパネル]から[システムとセキュリティ]-[Windows ファイアウォールによるアプリケーションの許可]をクリックします。
[許可されたアプリ]画面で、[別のアプリの許可]ボタンをクリックします。
[アプリの追加]画面で、以下のパスを指定して[追加]ボタンをクリックします。
機能 | ソフトウェア名 | パス |
---|---|---|
Interstage ディレクトリサービス | Interstage Directory Service | C:\Interstage\IREP\sbin\irepslapd.exe |
Interstage HTTP Server | Interstage HTTP Server | C:\Interstage\F3FMihs\bin\Apache.exe |
[許可されたアプリ]画面の[許可されたアプリおよび機能]に、3.で追加したソフトウェア名が表示されていることを確認し、[OK]ボタンをクリックします。
[システム]メニューから[管理] > [ファイアーウォール]を開きます。
[ファイアーウォールの設定]画面の[その他のポート]を開き、[追加]ボタンをクリックします。
[ポートとプロトコル]画面で、ユーザ定義をチェックし、「ポート / ポート範囲」を入力します。プロトコルはtcp(デフォルトのまま)を指定し、[OK]ボタンをクリックします。設定するポート番号については、「システム設計ガイド」の「ポート番号」を参照してください。
[ファイアーウォールの設定]画面の[適用]ボタンをクリックします。
[ファイアーウォールの設定]画面の[ファイル]メニューから[終了]をクリックします。
[アプリケーション]メニューから[諸ツール] > [ファイアウォール]を開きます。
[ファイアウォールの設定]画面の[ゾーン]タブをクリックし、[ゾーン]欄からブロックを解除するゾーンを選択します。
[ポート]タブの[追加]ボタンをクリックします。
[ポートとプロトコル]画面で、ポート番号を入力します。プロトコルはtcp(デフォルト)を指定し、[OK]ボタンをクリックします。設定するポート番号については、「システム設計ガイド」の「ポート番号」を参照してください。
[ファイアウォールの設定]画面の[ファイル]メニューから[終了]をクリックします。
Webサーバコネクタの故障監視機能を使用する場合
Windows(R)のファイアウォールが有効になっていることにより、Webサーバコネクタの故障監視機能でIJServerマシンが「故障」の状態になり、クライアントからのリクエストの振り分けが抑止される場合があります。以下の手順で、Webサーバコネクタの振り分け先IJServerマシンのWindows(R)のファイアウォールのブロックを解除してください。
[コントロールパネル]から[Windowsファイアウォール]を開きます。
[詳細]タブを選択して、ICMPグループボックスの[設定]をクリックします。
「エコー要求の着信を許可する」をチェックし、[OK]ボタンをクリックします。