ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server V12.0.0 使用上の注意
FUJITSU Software

2.1.14 hostsファイルの記載について

hostsファイルにローカルホスト名を登録する場合、ローカルホスト名がホストの実アドレスとマップするよう、以下に注意してください。

以下に、IPアドレス「10.10.10.10」をもつ、「remote01」というホスト名を設定する例を示します。

10.10.10.10     remote01
127.0.0.1       localhost.localdomain   localhost

注意

Solaris 11以降では、インストール直後のhostsファイルに、自ホストのホスト名に対するアドレスとして、ループバックアドレス("127.0.0.1"、"::1")が設定される場合があります。このような状態の場合、以下のような問題が発生することがあります。

  • J2EE機能においてWebアプリケーションのセション管理を使用している場合においてリクエストが正しく振り分けられない場合があります。

  • Java EE 6およびJava EE 7機能において、クライアントからEJBアプリケーションのlookupが復帰できないことがあります。

そのため、製品の導入時には、自ホストのホスト名に対するアドレスとして、ループバックアドレス以外のそのマシンに割り当てられた実IPアドレスを、必ずhostsファイルに設定してください。また、同じホスト名をループバックアドレスに設定しないようにしてください。

hostsファイルの設定例を以下に示します。

[修正前]

::1 HostName localhost
127.0.0.1 HostName localhost loghost

[修正後]

::1 localhost
127.0.0.1 localhost loghost
xxx.xxx.xxx.xxx HostName

※)xxx.xxx.xxx.xxxは、HostName(自ホスト)のアドレス