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Interstage Application Server V12.0.0 使用上の注意
FUJITSU Software

Enterprise Edition1.1.18 J2EE互換の制限事項

Enterprise Edition1.1.18.1 EJBサービスの制限事項

項番

制限事項

対処方法

解除予定

1

クライアント/サーバ間通信で、long型のデータ型を引数および復帰値に使用することはできません。

ありません。

未定

2

ビジネスメソッド名に「remove」を使用すると不具合が発生する場合があります。

ありません。

未定

3


分散トランザクション機能を使用する時に、ある特定のメソッド内で以下のjavax.ejb.EJBContextのAPIを実行するとIllegalStateExceptionが発生します。

  • getCallerIdentity()

  • getCallerPrincipal()

  • isCallerInRole(Identity role)

  • isCallerInRole(String roleName)

上記メソッドを実行すると例外が発生するメソッドは以下です。

・STATEFUL Session Beanの場合

  • beforeCompletion

  • afterCompletion

・Entity Beanの場合

  • ejbStore

ありません。

未定

4


以下に示す環境下のEJBアプリケーションメソッド内において、メソッドパーミッションが設定されたメソッドを呼び出すとRemoteExceptionが発生します。

  • 分散トランザクション機能使用時
    [STATEFUL Session Bean]
    ・beforeCompletion
    [Entity Bean]
    ・ejbStore

ありません。

未定

5


deployment descriptorファイルのリソース接続者に「Application」を指定し、かつ以下の環境下におけるEJBアプリケーションメソッド内においてJDBCリソースアクセスを行うとSQLExceptionが発生します。

  • 分散トランザクション機能使用時
    [STATEFUL Session Bean]
    ・beforeCompletion
    [Entity Bean]
    ・ejbStore

ありません。

未定

6


Entity Beanの最適化処理を使用したEJBアプリケーションでは、分散トランザクション機能を使用することはできません。

ありません。

未定

7


分散トランザクション機能を使用し、スナップ機能の出力レベルに「2」を指定した場合、OracleでORA-01002のエラーが発生する場合があります。

ありません。

未定

8


CMP2.0 では分散トランザクション機能を使用できません。使用した場合、起動時にIJServer21239のエラーが発生します。

ありません。

未定

9

Localインタフェースを実装したEJBアプリケーションのある特定のメソッド内で、以下のjavax.ejb.SessionContextのAPIを実行するとNullが返却されます。

  • getEJBLocalObject

上記メソッドを実行するとNullが返却されるメソッドは以下です。

・STATEFUL Session BeanまたはSTATELESS Session Beanの場合

  • ejbCreate

ありません。

未定

10

LocalインタフェースとRemoteインタフェースの両方を実装したEJBアプリケーションのある特定のメソッド内で、以下のjavax.ejb.SessionContextまたはjavax.ejb.EntityContextのAPIを実行するとNullが返却される場合があります。

  • getEJBLocalObject

上記メソッドを実行するとNullが返却されるメソッドは以下です。

・STATEFUL Session Beanの場合

  • ejbCreate

  • afterBegin

  • beforeCompletion

  • afterCompletion

  • ビジネスメソッド

  • ejbRemove

・STATELESS Session Beanの場合

  • ejbCreate

  • ビジネスメソッド

  • ejbRemove

・CMP2.0 Entity Beanの場合

  • ejbRemove

ありません。

未定

11

LocalインタフェースとRemoteインタフェースの両方を実装したEJBアプリケーションにおいて、ある特定のメソッド内でjavax.ejb.SessionContextのgetEJBObjectにより獲得したEJB objectに対しgetEJBHomeメソッドを発行すると、RemoteExceptionが返却されます。
上記メソッドを実行すると例外が発生するメソッドは以下です。

・STATELESS Session Beanの場合

  • ejbCreate

  • ejbRemove

ありません。

未定

12

同一のEJBアプリケーション内より、LocalインタフェースとRemoteインタフェースを両方実装したEJBアプリケーションに対しRemoteインタフェースを経由したlookup処理を行った場合、java.lang.ClassCastExceptionが発生します。

同一のEJBアプリケーション内より、LocalインタフェースとRemoteインタフェースを両方実装したEJBアプリケーションに対し、LocalHomeインタフェースとHomeインタフェースの両方を経由したlookup処理を行う場合、EJBアプリケーション開発時、および運用時に以下の作業を行って下さい。

・EJBアプリケーション開発時

  1. deployment descriptorの編集
    「参照EJBタグ」または「参照LocalEJBタグ」の「ejb-ref-name」に定義された「EnterpriseBeanの参照名」を重複しないよう編集して下さい。

  2. EJBアプリケーションの開発
    lookup時の引数に指定するEJBアプリケーション名がLocalHomeインタフェースを経由する場合と、Homeインタフェースを経由する場合とで重複しないよう記述して下さい。1で設定した参照EJBまたは参照LocalEJBに定義されたEnterpriseBeanの参照名に対応するEJBアプリケーション名を記述して下さい。

・EJBアプリケーション運用時
名前変換ファイルの編集名前変換ファイルを使用し、1で変更したEnterpriseBeanの参照名と、EJBアプリケーション内にてlookup時の引数で指定したEJBアプリケーション名との対応付けを行って下さい。

未定

13

EJBサービスが提供するjavax.naming.InitialContextおよび、javax.naming.Contextの以下のAPIを実行すると、OperationNotSupportedExceptionが発生します。

  • addToEnvironment(String , Object)

  • bind(Name , Object)

  • bind(String , Object)

  • composeName(Name , Name)

  • composeName(String , String)

  • createSubcontext(Name name)

  • createSubcontext(String name)

  • destroySubcontext(Name name)

  • destroySubcontext(String name)

  • getEnvironment()

  • getNameInNamespace()

  • getNameParser(Name name)

  • getNameParser(String name)

  • list(Name name)

  • list(String name)

  • listBindings(Name name)

  • listBindings(String name)

  • lookup(Name name)

  • lookupLink(Name name)

  • lookupLink(String name)

  • rebind(Name , Object)

  • rebind(String , Object)

  • removeFromEnvironment(String)

  • rename(Name , Name)

  • rename(String , String)

  • unbind(Name name)

  • unbind(String name)

ありません。

未定

14

EJBタイマーサービスをEntity Beanで利用する場合、タイマーによるコールバック処理(ejbTimeoutメソッド)は実行されません。

ありません。

未定

15

IJServerの起動に失敗した場合、起動処理中に取得した以下の資源が解放されないことがあります。

  • Message-driven Beanで使用されるイベントチャネルの接続情報

  • 事前コネクト機能によって起動時に取得されたJDBCコネクション

  • リソースアダプタが獲得した資源

  • 起動処理中に作成されたEnterprise Beanインスタンス

イベントチャネルの接続情報はesmonitorchnlコマンドで解放できます。詳細は「リファレンスマニュアル(コマンド編)」を参照してください。
JDBCコネクションは接続先のデータベースの機能を利用して解放してください。
リソースアダプタが獲得した資源は、EISの機能などを利用して解放してください。

未定


Enterprise Edition1.1.18.2 J2EEの制限事項

項番

制限事項

対処方法

解除予定

1

J2EEプラットフォームが動作するJavaVMはJDK8/JRE8ですが、J2EEプラットフォームはJ2EE1.4の規約範囲で動作します。

J2EE1.4より新しい規約のAPIを使用したアプリケーションを運用する場合には、Java EE 6またはJava EE 7の利用を検討してください。

なし

2

32bit OSではPowerGres Plusは使用できません。

ありません。

未定

3

J2EEアプリケーションクライアントおよびWebアプリケーションから、JTAインタフェースでグローバルトランザクションを利用しつつ、直接データベースにアクセスすることができません。

JTAインタフェースでグローバルトランザクションを利用している場合には、必ずEJBアプリケーションからデータベースをアクセスするようにしてください。

未定

4

「EJBアプリケーションのみ運用」または、「WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVMで運用」のIJServerへの、Message Driven Bean以外のEJBアプリケーションの上書き配備が失敗した場合、配備済のアプリケーションが上書き配備前の状態に戻らない場合があります。

この時、

  • Interstage管理コンソールによる上書き配備の場合
    is40202: 配備処理が失敗しました(ファイル名=<配備するモジュール名>)

  • ijsdeploymentコマンドによる上書き配備の場合
    DEP5078: 配備処理が失敗しました: ファイル名=<配備するモジュールのパス名>

のメッセージの前に以下のメッセージが表示されます。

DEPLOY: エラー: DEP4997:CORBAサービスの処理で予期せぬエラーが発生しました:INFO=OD_or_adm -a IDL:com.fujitsu.interstage.j2ee.ijserver/<IJServer名>:1.0 -c null -U -n <配備済EJBアプリケーション名>: UX:OD: エラー: od15035:オブジェクトリファレンスの作成に失敗しました。

また、上書き配備に失敗したあと、[odlistns -l]コマンドを実行すると、上書き配備前に配備されていたEJBアプリケーションの名前が表示されません。

上書き配備のエラーの原因を取り除いてください。

例えば、配備しようとするモジュールに含まれるEJBアプリケーションの名前が別のIJServerに配備されたアプリケーションに含まれないことを確認してください。

本障害が顕在化した場合は、上書き配備に失敗したIJServerの当該モジュールを配備解除し、上書き配備のエラーの原因を取り除いてから配備しなおしてください。

未定

5

クラスローダの分離が「EAR間で分離」または「すべて分離」に設定されている場合、以下のクラスパスの検索順について、jarとクラスファイルのディレクトリ双方が指定され、それぞれに同じクラスが含まれるときは、パスの記載順ではなく、クラスファイルが有効となります。

  • アプリケーション固有ライブラリパス

  • J2EEアプリケーション(EAR)内のEJBアプリケーション(ejb-jar)、Webアプリケーション(WAR)のマニフェストクラスパス

問題が発生する場合は、以下のどちらかの対処を行ってください。

  • 重複するクラスを削除する。

  • クラスファイルをjarにして、そのjarを(意図する検索順の位置に)指定する。

未定

6


IJServerおよびDB接続テスト機能では、Anonymous Logon権限で動作するため、SQL Serverの統合認証(Windows認証)を使用して接続することができません。

SQL Server認証を使用してください。

未定

7


セキュリティ監査証跡機能においてSymfoware監査ログにWebサーバ接続情報/IJServer名を出力することはできません。

ありません。

未定

8

J2EEが提供するjavax.naming.InitialContextおよび、javax.naming.Contextの以下のAPIを実行すると、OperationNotSupportedExceptionが発生します。

  • addToEnvironment(String , Object)

  • bind(Name , Object)

  • bind(String , Object)

  • composeName(Name , Name)

  • composeName(String , String)

  • createSubcontext(Name name)

  • createSubcontext(String name)

  • destroySubcontext(Name name)

  • destroySubcontext(String name)

  • getEnvironment()

  • getNameInNamespace()

  • getNameParser(Name name)

  • getNameParser(String name)

  • list(Name name)

  • list(String name)

  • listBindings(Name name)

  • listBindings(String name)

  • lookup(Name name)

  • lookupLink(Name name)

  • lookupLink(String name)

  • rebind(Name , Object)

  • rebind(String , Object)

  • removeFromEnvironment(String)

  • rename(Name , Name)

  • rename(String , String)

  • unbind(Name name)

  • unbind(String name)

ありません。

未定

9

Interstage管理コンソールより複数のIJServerを一括して起動、または停止した場合、メッセージDEP1756、EJB5028またはEJB3022が出力され、一括して起動、または停止したIJServerのうちの任意のIJServerに対する以下の操作に失敗する場合があります。

  • Interstage管理コンソールまたはisj2eeadminコマンドでIJServerの定義更新を行う。

  • Interstage管理コンソールまたはisj2eeadminコマンドでIJServerの削除を行う。

  • Interstage管理コンソールまたはijsdeploymentコマンドでアプリケーションの配備を行う。

  • Interstage管理コンソールまたはijsdeploymentコマンドでアプリケーションの配備解除を行う。

  • Interstage管理コンソールでIJServerの起動を行う。

  • Interstage管理コンソールでIJServerの停止を行う。

  • Interstage管理コンソールまたはejbdefimportコマンドでEJBアプリケーションの定義更新を行う。

  • Interstage管理コンソールでWebアプリケーションの定義更新を行う。

Interstage管理コンソールのIJServer一覧画面よりIJServerの一括起動、または一括停止を行わず、1つずつ起動させてください。

または、IJServer起動時はisstartwuコマンド、IJServer停止時はisstopwuコマンドを使用してください。

現象発生後は、Interstage JMXサービスを再起動することで解消されます。

なし

10

IJServerワークユニットのデータソースに関する以下の定義項目は、設定可能な値(注)の最大値より大きい値を指定すると、指定した値どおりに動作しません。

  • コネクションタイムアウト

  • インターバル時間

  • コネクション使用監視時間

  • 通信待ち時間

設定可能な値(注)の範囲で設定してください。

未定

11

PowerGres Plus、Symfoware Server(Postgres)、またはEnterprise PostgresのJDBCドライバをクラスパスに設定し、かつ、Symfoware Server (Nativeインターフェース)に接続する場合、データベースのアクセスに失敗する場合があります。

どちらか片方のみ使用する(片方のみクラスパスに設定する)か、データベース提供元にお問い合わせください。

未定

12


Oracle Real Application Clustersの環境では、JTSを使用できません。

ありません。

未定


注)

設定可能な値

定義項目

単位

設定可能な値

IJServer定義ファイル

Interstage管理コンソール

ConnectionTimeout

コネクションタイムアウト

0 から 2147483

IntervalTime

インターバル時間

1 から 2147483

ConnectionUseTimeout
> Time

コネクション使用監視時間

0 から 35791

SqlWaitTimeout

通信待ち時間

0 から 2147483