ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server V12.0.0 使用上の注意
FUJITSU Software

1.1.15 JDK/JREの制限事項

項番

制限事項

対処方法

解除予定

1

jarファイルが格納されているフォルダのパス名に、";"、"#"、"%"、"^"、または、"!"が使用されていると、Javaアプリケーションが実行できません。

";"、"#"、"%"、"^"、または、"!"をフォルダのパス名に使用しないでください。

未定

2

StackOverflowErrorがキャッチできず、coreおよびJavaVMのログファイル(fjvm_pid***.log(***はプロセスID))が生成される場合があります。

ありません。

未定

3

本製品に添付されるJDK/JRE は、Oracle Corporationの配布するJDK/JREと比べ、次の機能を提供していません。

  • Java DB

  • Java Web Start(JWS)

  • Java Mission Control

  • Java Flight Recorder

  • Java Plug-in

JDK/JRE 7のみ、Oracle Corporationの配布するJDK/JREと比べ、次の機能を提供していません。

  • Mozilla Rhino

  • Java FX

ありません。

未定

4

jhatコマンドの「-baseline」オプションは使用できません。

ありません。

未定

5

jpsのコマンドラインオプションで、「hostname」にIPアドレスを指定しかつ、ポートを指定した場合、「protocol」または「//」の指定が必須になります。

ありません。

未定

6

メソッドトレース機能使用時に、トレース対象に指定されたメソッドの戻り値がオブジェクトの場合、かつ、三項演算子を戻り値に使用している場合、exit情報が出力されない場合があります。

ありません。

未定

7

メソッドトレース機能使用時に、トレース対象に指定されたメソッドの引数や戻り値がオブジェクトの場合、かつ、そのオブジェクトのtoStringメソッドの処理内でスレッドの待ち合わせを行なっている場合、Javaプログラムがハングアップする場合があります。

ありません。

未定

8

jhatコマンドでヒープダンプを解析した場合、WARNINGメッセージが出力されることがあります。

ありません。

未定

9

hprofを使用し、[Ctrl]+[Break]キー押下またはQUITシグナルでヒープダンプを採取する場合、異常終了することがあります。

ありません。

未定

10


セッションの違うJavaプログラムに対して、jconsole/jps/jstat/jinfo/jmap/jstack/jvisualvm/jcmdコマンドは、正しく動作しない場合があります。
thdump(スレッドダンプツール)コマンドはWindows 7上でのみ、正しく動作しない場合があります。
セッションが違うJavaプログラムに対してコマンドを使用する例として、以下があります。

  • コマンド使用者とは異なるユーザーによって起動されたJavaプログラムに対して、コマンドを使用する場合

  • Windowsサービスとして動作するJavaプログラムに対して、コマンドを使用する場合

  • Javaプログラムに対して、ターミナルサービス、またはリモートデスクトップ接続によるリモートアクセスでコマンドを使用する場合

対象Javaプログラムをツールと同じセッションで動作させてください。

未定

11

java.awt.Robot#keyPress()を使用した場合、同じkeyEventが複数回通知される場合があります。

ありません。

未定

12


以下のシステムプロパティを正しく取得できません。

  • Windows Server 2016 使用時

    • os.name

ありません。

未定

13


RHEL7 上でJDK/JRE7を使用時、SwingやAWTなどの、JDK/JREの機能を使ったGUIアプリケーションを使用する場合、GNOMEによるウインドウの最大化機能を利用すると、ウィンドウのメニューバーを正しく操作できません。
なお、Javaツール機能に含まれるjvisualvm、jconsole、およびJava監視機能を使用する場合も同様です。

[GNOMEによるウインドウの最大化機能の例]

・ マウスにて、ウィンドウタイトルの最大化ボタンをクリック
・ マウスにて、ウィンドウタイトルをダブルクリック
・ マウスにて、ウィンドウをデスクトップの上端にドラッグ
・ キーボードにて、[Windows]+[↑]キーを押下

ウィンドウを広げたい場合は、ウィンドウの端か角をドラッグしてサイズを変更してください。

未定

14


RHEL7 上で、java.awt.Dialog、またはjavax.swing.JDialogによりダイアログを表示させた場合に、ダイアログのタイトルバーに、クローズボタン(アイコン)が表示されない場合があります。

ダイアログをクローズするには、ダイアログのタイトルバーをマウスで右クリックして、表示されたメニューで、クローズを選択してください。

未定

15

本製品に添付されるJDK/JRE 8は、次の機能を提供していません。

  • 動的コンパイル発生状況のログ出力機能の「コンパイラスレッドの動的コンパイル結果情報を出力する"-XX:+FJPrintCompilation"オプション」

  • ログ出力における時間情報のフォーマット指定機能の”-XX:FJverboseTime=タイプ”オプション」

  • コンカレント・マーク・スイープGC付きパラレルGC(CMS付きパラレルGC)を有効にする"-XX:UseFJcmsGC=タイプ"オプション

  • ガーベジコレクション処理の結果ログ出力機能の強化オプション"-XX:+UseFJverbose"

ありません。

代替手段については、

「チューニングガイド」の「JDK/JRE 8のチューニング」の各機能の説明を参照してください。

未定

16

本製品に添付されるJDK/JRE 8は、次の機能を提供していません。

  • スタックオーバーフロー検出時のメッセージ出力機能

  • 動的コンパイル発生状況のログ出力機能の「コンパイラスレッドのCPU使用状況を出力する"-XX:+PrintCompilationCPUTime"オプション」

ありません。

未定

17

本製品に添付されるJDK/JRE 8では、以下のメタスペースの大きさに関係するオプションに、本製品で定めている、"指定可能な範囲"以外の値を指定した場合、意図しない動作やエラーを引き起こす場合があります。

  • 初めて超えたときにFullGCを発生させるしきい値となるメタスペースのサイズを指定する、"-XX:MetaspaceSize"オプション

  • "メタスペースの最大値を指定する、-XX:MaxMetaspaceSize"オプション

この時、メタスペースの大きさに関するエラーメッセージ(注)が出力されます。

本製品で定めている、"指定可能な範囲"以内の値を指定してください。

"指定可能な範囲"については、

「チューニングガイド」の「JDK/JRE 8のチューニング」の「Javaヒープおよびメタスペースのチューニング」を参照してください。

なし

18


jmapコマンドを使用する際に、クラス・ローダー関連の統計情報が正しく出力されない場合があります。

  • JDK7 jmapの「-permstat」オプションを使用する場合

    • SPARC Tシリーズ(T1を除く)上で動作させるた場合、かつ、

    • BIS(Block Initializing Store)機能がある場合

  • JDK8 jmapの「-clstats」オプションを使用する場合

    • jsadebugdを利用してリモートホストのjavaプロセスを対象にした場合

ありません。

未定


注)

以下のような、メタスペースの大きさに関する、エラーメッセージが出力されます。

Improperly specified VM option 'MaxMetaspaceSize=8589934593g'
Error: Could not create the Java Virtual Machine.
Error: A fatal exception has occurred. Program will exit.

    または、

Error occurred during initialization of VM
Too small initial Metaspace size