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Interstage Application Server V12.0.0 使用上の注意
FUJITSU Software

1.1.2 CORBAサービスの制限事項


Enterprise Edition1.1.2.1 IDL定義に関する制限

項番

制限事項

対処方法

解除予定

1

IDL定義のconst宣言において、wchar、wstring型は使用できません。

ありません。

未定

2

データ型宣言において、以下の値が65535を超えることはできません。

  • サイズ指定のある文字列型(stinrg,wstinrg)のサイズ

  • シーケンス型(sequence)のサイズ

  • 列挙型(enum)、構造体(struct)、共用体(union)、例外構造体(exception)の要素数 (注1)

  • 配列の配列サイズ

ありません。

未定

3

COBOLマッピングにおいて、原則としてIDL定義にCOBOLの予約語は使用できません。但し、いくつかの予約語については、IDLコンパイラ側で文字列の前に「IDL-」を付加する対応を行っており、使用可能です。詳細については「アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編)」 (Interstage Application Server Enterprise Editionで提供)の「COBOLアプリケーション使用時の注意事項」を参照してください。

ありません。

未定

4

IDL定義のfixed型宣言は、以下の条件では使用できません。

  • COBOL、OOCOBOL以外のマッピング

  • OOCOBOLで構造型のメンバとして指定する

ありません。

未定

5

以下の条件ではプリプロセス宣言を使用できません。

  • 例外(exception)宣言内

  • struct/union/enum宣言内、かつメンバの宣言の記述途中(;で終わる前)

例)
struct STR1{
    long
    #pragma version STR1 2.3
    a;
    string b;
    char c;
};

ありません。

未定

6

IDL定義において、以下のような再帰宣言は使用できません。

  • 構造体(struct)の再帰宣言
    struct STR1 {
      sequence<STR1> para1;
    };

  • 共用体(union)の再帰宣言
    union UNI1 switch(long){
      case1: sequence<UNI1> para1;
    };

ありません。

未定

7

IDL定義のJavaマッピングでは、以下の宣言にモジュール名と同一の名前を指定できません。指定した場合、パッケージ名がモジュール名+「Package」になり、Javaコンパイルでエラーになります。

  • インタフェース(interface)宣言

  • 構造体(struct)宣言

  • 共用体(union)宣言

  • 例外(exception)宣言

例)
module AAA {
    interface AAA {
        short op();
    };
};

ありません。

未定

8

インタフェース宣言の多重継承を含むIDL定義を、インタフェースリポジトリに更新登録する場合、以下の条件では、インタフェース宣言の多重継承のインタフェースリポジトリへの登録はできません。

  • IDL定義内において、他のIDL定義ファイルをインクルードしている場合。かつ、

  • そのインクルード内のインタフェース宣言を複数のIDL定義ファイル内で継承している場合。かつ、

  • その継承している複数のIDL定義ファイルをインタフェースリポジトリに更新登録する場合。

例)
[INTF_A.idlファイル]
  interface A {...}
[INTF_B.idlファイル]
  #include "INTF_A.idl"
  interface B:A {...}
[INTF_C.idlファイル]
  #include "INTF_A.idl"
  interface C:A {...}

多重継承を含むIDL定義ファイルを作成し、インタフェースリポジトリに登録する場合、同じインタフェース宣言を継承するインタフェース宣言は、1つのIDL定義ファイル内で作成してください。

例)
[INTF_A.idlファイル]
  interface A {...}

[INTF_BC.idlファイル]
  #include "INTF_A.idl"
  interface B:A {...}
  interface C:A {...}

未定

9

共用体のcase文の定数式に':'を指定することはできません。

ありません。

未定

10

COBOLマッピングにおいて、IDLファイルを定義する場合、module名、interface名、オペレーション名を合わせた長さが55文字以上になると、各生成するファイルの関数名が60文字を超える場合があります。長さが55文字以上にならないよう定義してください。60文字を超える場合、COBOLコンパイラにてコンパイルエラーとなりますので注意してください。

module名、interface名、オペレーション名を合わせた長さが55文字以下となるよう定義をしてください。

未定

11

C++言語の場合、例外宣言では構造体メンバの宣言にメンバ名として「id」を使用することはできません。

ありません。

未定


1)

Javaマッピングでは、要素数の上限値が異なります。

  • 列挙型(enum):1024

  • 構造体(struct)、共用体(union)、例外構造体(exception):254(long long、doubleは、2でカウントしてください。)


Enterprise Edition1.1.2.2 IDLコンパイラの制限

項番

制限事項

対処方法

解除予定

1

IDLコンパイラに"-noinclude"オプションの指定はできません。

ありません。

未定

2

IDLファイルのCOBOLマッピング時に、"IDLファイル名_skel.def"の名前でPROGRAM-IDのないモジュール定義ファイルのひな型が生成される場合があります。

ありません。

未定

3

IDLコンパイル時に、long long型のオーバーフローはチェックしていません。

ありません。

未定

4

IDLコンパイルで以下の条件のときコンパイルエラーまたはアプリケーションエラーとなる場合があります。

  • 構造体のメンバに構造体を宣言する。かつ、

  • struct構造体名と同一のメンバ名を指定した配列型にする。かつ、

  • インタフェースリポジトリの登録した場合。かつ、

  • 再度、オプションに「-update」を指定してインタフェースリポジトリの更新登録した場合。

例)
  struct A {
    char xx;
  };
  struct B {
    A A[5];
  };

配列型のメンバ名を別名にしてください。

  struct A {
    char xx;
  };
  struct B {
    A C[5];
  };

未定


Enterprise Edition1.1.2.3 C,C++プログラミングに関連する制限

項番

制限事項

対処方法

解除予定

1


サーバアプリケーションで子プロセスを生成した場合、子プロセスをexit()で終了すると親プロセスも終了します。

子プロセスのみを終了させるには_exit()を使用してください。

未定

2


WS Compilers C++ 6を使用する場合、コンテキストオブジェクトを使用することはできません。

ありません。

未定

3


C++アプリケーションではContextを使用できません。

ありません。

未定

4


C++アプリケーションの開発で以下の開発環境を利用する場合、any型を利用することはできません。開発環境の詳細については「システム設計ガイド」の「C/C++関連の開発環境」を参照してください。

  • Microsoft(R) Visual Studio(R) 2010 Ultimate

  • Microsoft(R) Visual Studio(R) 2010 Premium

  • Microsoft(R) Visual Studio(R) 2010 Professional

  • Microsoft(R) Visual Studio(R) Ultimate 2012

  • Microsoft(R) Visual Studio(R) Premium 2012

  • Microsoft(R) Visual Studio(R) Professional 2012

  • Microsoft(R) Visual Studio(R) Ultimate 2013

  • Microsoft(R) Visual Studio(R) Premium 2013

  • Microsoft(R) Visual Studio(R) Professional 2013

ありません。

未定


1.1.2.4 Javaプログラミングに関連する制限

項番

制限事項

対処方法

解除予定

1

Java環境において、Object型を含む構造型のTypeCodeでequalメソッドを実行する場合、リモートで生成されたTypeCodeとローカルで生成した同一型のTypeCodeが一致しません。

ありません。

未定

2


Javaアプリケーション実行環境としてHotSpot VMのgreenスレッド、およびClassic VMは使用できません。

ありません。

未定


1.1.2.5 ネーミングサービスに関する制限

項番

制限事項

対処方法

解除予定

1

URLスキーマに日本語を使用することはできません。また、ネーミングサービス拡張インタフェースのto_url()において、日本語を含む文字列表記のバインディング名を指定することはできません。

ありません。

未定

2


corbaloc URLスキーマのinithost(nshost)には、IPv6形式のIPアドレスを指定することはできません。

ありません。

未定


1.1.2.6 CORBAサービスの運用時の制限

項番

制限事項

対処方法

解除予定

1


isstopコマンド実行時、またはOD_startサービス停止時に、CORBAサービスのポート番号(例: 8002)がシステムから解放されない場合があります。この状態で、OD_startサービスの開始(isstartコマンド実行を含む)を行った場合、アプリケーションで通信エラーが発生する場合があります。

netstat -aコマンドでCORBAサービスのポート番号の解放を確認後サービスの開始を行ってください。

未定

2


CORBAアプリケーションを終了させる前にOD_startサービスを停止させると、CORBAアプリケーション終了時にハングアップする場合があります。

OD_startサービス停止前にすべてのCORBAアプリケーションを終了させてください。

未定

3

CORBAアプリケーションの起動タイプがserver per methodの場合、アプリケーションの起動に失敗することがあります。

ありません。

未定

4

サーバアプリケーションでC++言語の動的スケルトンインタフェースを使用している場合、メモリ解放もれが発生します。(1リクエストあたり150バイト程度)

ありません。

未定

5

CORBAサービス(ObjectDirector)の終了処理中、odlistprocプロセスがメッセージod10727を出力することがあります。

ありません。
ただし、メッセージが出力される以外は、動作上の問題はありません。

未定


Enterprise Edition1.1.2.7 HTTPトンネリングに関する制限

項番

制限事項

対処方法

解除予定

1


WebサーバがInterstage HTTP Serverの場合、CORBAサービスのエラーログに"requests outstanding: resp_con = [x,x]"が出力されることがあります。

ありません。
ただし、メッセージが出力される以外は、動作上の問題はありません。

未定

2

HTTPゲートウェイとサーバアプリケーション間をSSL通信することはできません。

ありません。

未定


1.1.2.8 IIOPに関する制限

項番

制限事項

対処方法

解除予定

1

GIOP 1.1でのフラグメントによるメッセージの分割には対応していません。

ありません。

未定

2

フラグメントによりRequestおよびLocateRequestメッセージの分割を行う場合、初回に送信する分割電文に含まれるRequestおよびLocateRequestヘッダに、オブジェクトキーが完全に含まれている必要があります。

ありません。

未定


Enterprise Edition1.1.2.9 Interstage管理コンソールの操作に関する制限

項番

制限事項

対処方法

解除予定

1

[Interstage管理コンソール]-[Interstage Application Server]-[システム]-[ワークユニット]-[新規作成]または、[Interstage管理コンソール]-[Interstage Application Server]-[システム]-[ワークユニット]-[ワークユニット名]-[環境設定]の画面において、以下の項目の表示・設定ができません。

  • ライブラリパス

  • スタックトレースの取得

項目の表示は、isinfwudefコマンドを使用して行ってください。項目の設定は、ワークユニット定義ファイルを作成し、isaddwudefコマンドを使用して行ってください。

未定


Enterprise Edition1.1.2.10 コード変換に関する制限

項番

制限事項

対処方法

解除予定

1

JEFコード系の変換について、システム上のすべてのCORBAアプリケーションがInterstage Charset Managerの変換仕様変更ユーティリティに指定されている「JEF変換タイプ」の設定に従って動作します。CORBAアプリケーション毎に変換タイプの設定を行うことはできません。

ありません。

未定