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PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker 4.5 導入運用手引書
FUJITSU Software

2.7.1 サーバクラスタ運用

以下の点に注意して NetWorker の設定を行ってください。

サーバの設定

論理ノード名に定義した NetWorker サーバに対して以下の設定が必要になります。

  1. NetWorker Management Console の「NetWorker 管理」画面で「構成」(NetWorker 9.2以降の場合は「保護」)をクリックします。

  2. 「ファイル」 → 「プロパティ」の順にクリックします。

  3. 「管理者」属性に、クラスタを構成する物理ノードの管理者名を設定します。

    user=root,host=clus_phys1
    user=root,host=clus_phys2

    注意

    • NetWorker のサーバ名は、userApplication の作成において設定項目 VirtualHost に設定した論理ノード名になります。

    • 引継ぎネットワークでノード名引継ぎを使用する場合、上記の設定は必要ありません。

クライアントの設定

クラスタ内の各物理ノードを NetWorker クライアントに設定する方法

  1. NetWorker Management Console の「NetWorker 管理」画面で「構成」(NetWorker 9.2以降の場合は「保護」)をクリックします。

  2. 物理ノード名のクライアントが作成されていない場合、新しくクライアントを作成します。

  3. 「名前」属性に物理ノード名を入力します。


クラスタ内の各論理ノードを NetWorker クライアントに設定する方法

  1. NetWorker Management Console の「NetWorker 管理」画面で「構成」(NetWorker 9.2以降の場合は「保護」)をクリックします。

  2. 論理ノード名のクライアントが作成されていない場合、新しくクライアントを作成します。

  3. 「名前」属性に論理ノード名を入力します。

  4. 「グローバル (2/2)」タブの「リモート・アクセス」属性に、論理ノードが動作する物理ノードの管理者名を設定します。

    user=root,host=clus_phys1
    user=root,host=clus_phys2

    注意

    • 物理ノード名でのバックアップを行わない場合でも、バックアップ対象のクラスタに属する各物理ノードの名前でクライアントを作成する必要があります。

    • 論理ノード名でのバックアップを行う場合は、「グローバル (1/2)」タブの「エイリアス」属性に物理ノード名を登録しないでください。

    • NetWorker のクライアント定義などの各種設定は運用ノードで起動している NetWorker サーバに対してのみ行い、待機ノードに対して行う必要はありません。環境定義完了後、クラスタシステムの切替えを行い、運用ノードに対して定義した設定が待機ノードで有効になっていることを確認してください。確認後は、再度クラスタシステムの切替えを行ってください。

jbconfigの実行

jbconfig コマンドを使用してライブラリ装置を構成する場合は、通常のNetWorker サーバでライブラリ装置を構成する手順で行います。NetWorker サーバで指定するノード名はNetWorker サーバとして使用する引継ぎIPアドレスを持つノード名で定義を行います。

jbconfig コマンドについては、NetWorker のマニュアルを参照してください。