以下の手順で PRIMECLUSTER のインストール・設定を行います。
ハードウェアの設定
PRIMECLUSTER に必要なハードウェアの設定を行います。
ソフトウェアのインストール
PRIMECLUSTER のソフトウェア説明書に従って、インストールを行ってください。
PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker をインストールします。PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker のソフトウェア説明書に従って、インストールを行ってください。
クラスタの設定
「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」 に従って、クラスタの構築を行ってください。
共用ディスク装置の設定
NetWorker のクラスタ環境設定のためには、クラスタノード間で共有するディスクの設定が必要となります。
参考
サーバクラスタ運用の場合、NetWorker サーバのNetWorker ディレクトリ (NetWorker の管理情報、オンラインインデックスが保存される領域) を運用ノードと待機ノードの間で引継ぐために、共用ディスク上にファイルシステムを用意してください。
運用時は以下のような状態になり、/nsr (NetWorkerが参照するNetWorker ディレクトリの格納場所) は NetWorker ディレクトリを指すシンボリックリンクとなります。
運用ノード
運用ノードでは userApplication は Online 状態となり、共用ディスク上の NetWorker ディレクトリを使用して NetWorker サーバが起動します。
このとき、/nsr は共用ディスク上の NetWorker ディレクトリを指すシンボリックリンクとなります。
共用ディスク上の NetWorker ディレクトリのパスは、NetWorker リソースの設定項目 VirtualPath に設定します。
待機ノード
待機ノードでは userApplication は Standby 状態となり、ローカルディスク上の NetWorker ディレクトリを使用して NetWorker クライアントが起動します。
このとき、/nsr はローカルディスク上の NetWorker ディレクトリを指すシンボリックリンクとなります。
ローカルディスク上の NetWorker ディレクトリのパスは、NetWorker リソースの設定項目 LocalPath に設定します。
参照
共用ディスクの設定については、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」 を参照してください。
NetWorker リソースの設定については、2.6 NetWorker リソースの作成/設定 を参照してください。
注意
共用ディスクのマウントポイントとして /nsr を指定しないでください。
/etc/fstab.pcl ファイル
クラスタアプリケーションが共有する共用ディスクのマウント情報を記述します。
ネットワークの設定
NetWorker のクラスタ環境設定のためには、引継ぎネットワークの設定が必要となります。
参照
引継ぎネットワークの設定については、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」 を参照してください。
/etc/hosts ファイル
引継ぎIPアドレスに対応した論理的なノード名を記述します。