構築に失敗した場合、以下の手順で原因を特定してください。
ジョブ一覧から失敗したジョブを選択し、[詳細表示]ボタンをクリックしてください。
詳細表示画面から各クラスタノードの標準エラー出力を採取してください。
ファイルの末尾付近を参照し、失敗した契機となった操作を示すメッセージと関連するPRIMECLUSTERのコンポーネントを確認してください。
例えば、下記のようなメッセージが出力されていた場合、1行目に構築に失敗したコンポーネント名(例の場合はGDS)、3行目に構築に失敗した原因(CommandExecutionError=コマンド実行エラー)と補足情報が含まれています。この例の場合、GDSのclautoconfigコマンドの実行に失敗しています。
例
GDSの構築時にclautoconfigコマンドの実行に失敗した場合
…
[ERROR] - ----------------- failed GDS build procedures -----------------
[ERROR] - E03 Failed to build.
[ERROR] - CommandExecutionError('FJSVcluster: ERROR: clautoconfig: 6900: Automatic resource registration processing terminated abnormally. (detail: /dev/mpathv)\n',)
…
3.で確認したコンポーネントのマニュアルを参照し、出力されたメッセージに対応する対処を実施してください。
標準出力、標準エラー出力に出力されるPRIMECLUSTERのメッセージについては、“PRIMECLUSTER 活用ガイド<メッセージ集>”を参照してください。
失敗の原因が特定できなかった場合、構築対象のノードの実際の構成と、管理コンソール上の設計情報が一致していることを改めて確認してください。特に以下の点を確認してください。
構築対象のノードのホスト名(ドメイン名を含む)、ディスク名、インタフェース名と、ノード編集画面に入力したホスト名、ディスク名、インタフェース名が一致していること。
構築対象のノードのIPアドレス、ログイン情報と、構築ダイアログで入力したIPアドレス、ログイン情報が一致していること。
1.~4.までの対処で原因が特定できない場合、以下の資料を採取し、当社技術員へお問い合わせください。
全ノードのfjsnapを採取してください
詳細表示画面から全ノードの標準出力、標準エラー出力、スタックトレースを採取してください
構築に失敗したクラスタの構成情報をエクスポートしてください