クラスタシステムを構築後に、クラスタインタコネクト用のIPアドレスを変更する方法について説明します。
◆操作手順
クラスタを構成するすべてのノードで/etc/default/cluster を編集し、IP アドレスと相手ノードのIPアドレスを変更してください。
nodename <CF ノード名> clustername <クラスタ名> device /dev/ip0 <IP アドレス> <ブロードキャストアドレス> <相手ノードのIP アドレス>
クラスタを構成する、すべてのノードでシステムをシャットダウンしてください。
“2.1.4.2 クラスタインタコネクト用ポートの作成”で作成したポートの設定を変更し、IP アドレスを変更してください。
クラスタを構成するすべてのノードでシステムを起動してください
CF の設定を確認します。
以下の項目について確認します。
すべてのノードがクラスタ参入できていることを確認
クラスタシステムを構成する任意の1ノードで以下のコマンドを実行し、Node にすべてのノードのCF ノード名が表示されること、State がUP であることを確認してください。
# cftool -n
例
# cftool -n Node Number State Os Cpu node1 1 UP Linux EM64T node2 2 UP Linux EM64T
NodeにすべてのノードのCFノード名が表示されること、StateがUPであることを確認してください。
CF over IP の設定が有効になっていることを確認
クラスタシステムを構成するすべてのノードで以下のコマンドを実行し、Device が/dev/ip0 と表示されることを確認してください。
# cftool -d
例
# cftool -d Number Device Type Speed Mtu State Configured Address 4 /dev/ip0 6 n/a 1392 UP YES 0a.00.00.c9.00.00
Device に/dev/ip0 のみが表示されることを確認してください。
上記で問題があった場合、/etc/default/cluster に設定したクラスタインタコネクトのIP アドレス、相手ノードのIP アドレスに誤りがないかを再確認してください。
参照
cftoolコマンドの詳細については、cftoolのマニュアルページを参照してください。