ここでは、K5環境でのPRIMECLUSTERのサポート範囲について説明します。
クラスタノード数:2ノード
クラスタシステムの運用形態: 1:1運用待機、相互待機
ネットワーク構成:
クラスタを構成する仮想サーバと管理クライアントは同一アベイラビリティゾーン、同一サブネットに属すること
クラスタインタコネクトは、管理LAN や業務LAN、GDS のサーバ間ミラーリング機能で使用するネットワークから独立したネットワークにすること
クラスタを構成する仮想サーバは、API エンドポイントと通信ができること
セキュリティグループ:
セキュリティ上、クラスタを構成する仮想サーバ間でセキュリティグループを1つ設定すること
クラスタを構成する仮想サーバと管理クライアント間で別のセキュリティグループを設定すること
クラスタを構成するノード以外との通信ができないように、クラスタインタコネクト用のセキュリティグループを設定すること
仮想サーバOS、クラスタインタコネクト異常
クラスタインタコネクト(LAN)定周期監視によりOSのハングアップを検出し、待機系に切り替えます。
共用ディスクおよびディスクアクセスパス異常
ボリューム管理機能(GDS)と組み合わせることで、ディスクアクセスおよび、ディスクアクセスパスの故障を検出(Gdsリソースで監視)し、ディスクアクセス不可または、ディスクアクセスパスの全系故障の場合に待機系に切り替えます。
クラスタアプリケーション異常
クラスタアプリケーションのリソース異常発生時に待機系に切り替えます。
注意
アベイラビリティゾーン間で構築された仮想サーバで、PRIMECLUSTERを使用することはできません。
各仮想サーバは、それぞれ別の物理ホスト上で起動するように設定してください。
仮想サーバのデータ引継ぎを行うために、GDSのサーバ間ミラーリング機能の設定が必要です。
仮想サーバのIPアドレス引継ぎを行うために、Global Link Services(以降、GLS)の仮想NIC方式の設定が必要です。
仮想サーバに対するスナップショットはOSを停止した状態のみ取得可能です。
PRIMECLUSTERの以下の機能は使用できません。
Global File Services
GDS Snapshot
GDSのルートクラスとローカルクラス
GDSのシングルボリューム、ミラーリング、コンカチネーション、ストライピング
スケーラブル運用
引継ぎネットワークリソースを使用したクラスタアプリケーション
K5の以下の機能は使用できません。
オートスケール
オートフェイルオーバ
K5 上のプロジェクト内で、重複した仮想サーバ名は使用できません。
K5環境の仮想サーバは、コンソールの使用ができません。シングルユーザモードにはしないでください。
Symfoware Server(Native) は使用できません。