4.2A00 から非互換となる機能は以下のとおりです。
項番 | 項目 |
---|---|
1 | sendfile(2) のサポート |
2 | マウントオプション atime 指定時の動作の変更 |
3 | ソケットの作成不可 |
4 | 名前つきパイプの作成不可 |
注意
移行前の OS が RHEL4 の場合、項番1 の非互換が発生します。
非互換内容
sendfile(2) を GFS 共用ファイルシステムに対して発行した場合の動作を変更しました。
移行前:異常終了 (復帰値:-1、errno:EINVAL)
移行後:正常終了
対処方法
対処は不要です。
非互換内容
マウントオプション atime 指定時の動作を変更しました。
移行前:
ファイルの最終参照時刻を、ファイルアクセスのたびに更新します。
移行後:
以前のファイルの最終参照時刻が、最終修正時刻または最終変更時刻より古いか同じ場合、ファイルの最終参照時刻を更新します。また、以前のファイルの最終参照時刻が1日以上古い場合も更新します。
対処方法
移行前と同じ動作にする場合は、/etc/fstab に記載されているマウントオプション atime を strictatime に変更してください。
非互換内容
mknod(2) の第 2 引数に S_IFSOCK を指定して、GFS 共用ファイルシステム上にソケットを作成したときの動作を変更しました。
移行前:正常終了
移行後:異常終了 (復帰値:-1、errno:EPERM)
対処方法
代替方法はありません。
非互換内容
mknod(2) の第 2 引数に S_IFIFO を指定して、GFS 共用ファイルシステム上に名前つきパイプを作成したときの動作を変更しました。
移行前:正常終了
移行後:異常終了 (復帰値:-1、errno:EPERM)
対処方法
代替方法はありません。