GFS 共用ファイルシステムでは、システム起動/終了時に自動的にマウント/アンマウントするための設定が ext2, ext3 などとは異なります。
GFS 共用ファイルシステムでは、/etc/fstab の mount options フィールドは必ず noauto を指定する必要があります。システム起動時の自動的なマウントの設定は、/etc/fstab の mount options に noatrc を記述するか否かで設定します。
/etc/fstab の mount options フィールドに noatrc を記述しない場合
システム起動時に自動的なマウントが行われます。
マウントが行われるタイミングは、以下のとおりです。
【RHEL6】 ランレベル2, 3, 5 の起動スクリプト S57sfcfsrm の実行時点
【RHEL7】 fjsvgfsfsrm サービスの起動時点
/etc/fstab の mount options フィールドに noatrc を記述した場合
システム起動時の自動的なマウントは行われません。
GFS 共用ファイルシステムは、システムのシャットダウン時に自動的にアンマウントされます。アンマウントが行われるタイミングは、以下のとおりです。
【RHEL6】 停止スクリプト K36sfcfsrm の実行時点
【RHEL7】 fjsvgfsfsrm サービスの停止時点
注意
管理パーティションと自動マウントを行う GFS 共用ファイルシステムのパーティションを配置する GDS ボリュームは、システム起動時に自動的に ACTIVE の状態にされるように設定する必要があります。
参照
GDS の詳細については,“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”を参照してください。