本書では、Global File Services を「GFS」と呼びます。
本書は、GFS の機能と設定および運用の方法を説明します。
本書の読者
本書は GFS 共用ファイルシステムを使用する方々を対象にしています。
本書を読むためには、UNIX および Linux(R) オペレーティングシステムの一般的な知識が必要です。
また、GFS 共用ファイルシステムは PRIMECLUSTER の機能を使用するので、PRIMECLUSTER システムによるクラスタ制御の知識も必要です。
そして、GFS 共用ファイルシステムは PRIMECLUSTER Global Disk Services の機能を使用するので、PRIMECLUSTER Global Disk Services の提供する共用ボリュームの知識も必要です。
本書の構成
本書は以下のように構成されています。
GFS 共用ファイルシステムの機能と特徴について説明します。
GFS 共用ファイルシステムの構造について説明します。
GFS 共用ファイルシステムのダウンリカバリ機能について説明します。
GFS 共用ファイルシステムの運用設計のポイントを説明します。
管理パーティションについて説明します。
GFS 運用管理ビューを使用するための運用形態と準備方法、および操作方法について説明します。
GFS 運用管理ビューの画面要素について説明します。
GFS 運用管理ビューによる管理パーティションの操作方法について説明します。
コマンドによる管理パーティションの操作方法について説明します。
GFS 運用管理ビューによるファイルシステムの操作方法について説明します。
コマンドによる GFS 共用ファイルシステムの操作方法について説明します。
GFS 共用ファイルシステムを管理するための作業手順を基本的なコマンドをもとに説明します。
GFS 共用ファイルシステムのバックアップとリストアについて説明します。
種々のユーティリティを利用して GFS 共用ファイルシステムを最適化し、効率的に使用する方法について説明します。
導入済みシステムから移行する場合の方法について説明します。
GFS 共用ファイルシステムのエラーメッセージについて説明します。
GFS 共用ファイルシステムの管理コマンドについて説明します。
GFS 共用ファイルシステムに障害が発生した場合の、トラブル調査情報の採取方法および対処方法について説明します。
GFS の起動スクリプトと起動デーモン、使用するポート番号について説明します。
GFS の systemd サービスと起動デーモン、使用するポート番号について説明します。
マニュアルの変更について説明します。
GFS 共用ファイルシステムに関連する用語と定義のリストです。
関連マニュアル
以下のマニュアルを必要に応じて参照してください。
PRIMECLUSTER コンセプトガイド
PRIMECLUSTER 導入運用手引書
PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書
PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書
PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書
PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書
PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 (伝送路二重化機能編)
PRIMECLUSTER 活用ガイド<メッセージ集>
PRIMECLUSTER 活用ガイド<コマンドリファレンス編>
FJQSS (資料採取ツール) ユーザーズガイド
注意
PRIMECLUSTER の関連ドキュメントには上記マニュアル以外に以下のドキュメントがあります。
PRIMECLUSTER ソフトウェア説明書/インストールガイド
PRIMECLUSTER の各製品に添付されるソフトウェア説明書およびインストールガイドです。
データは各製品の DVD に格納されています。また、ファイル名については、「製品のご案内」を参照してください。
マニュアルの印刷について
マニュアルの印刷をする場合には、PDF ファイルを利用してください。
PDF ファイルの参照・印刷には、Adobe Reader が必要です。Adobe Reader の入手方法については、Adobe Systems Incorporated.(アドビシステムズ社)のホームページを参照してください。
オンラインマニュアルについて
オンラインマニュアルを参照するためには、クラスタ管理サーバでユーザー名を wvroot, clroot, cladmin, clmon のいずれかのユーザーグループに登録してください。
参照
ユーザーグループの登録の方法、ユーザーグループの意味については、“PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書”を参照してください。
本書の表記について
実行にシステム管理者 (ルート) 権限が必要なコマンドラインの例の場合、先頭にシステム管理者プロンプトを示すハッシュ記号 (#) が付いています。システム管理者権限を必要としないコマンドラインの例の場合、先頭にパーセント (%) が付いています。
Linux(R) オペレーティングシステムおよび PRIMECLUSTER のコマンドの後ろにマニュアルページのセクション番号が括弧付きで示されています。―例: cp(1)
印字されない文字のキーストロークは <Enter> や <F1> などのキーアイコンで表示されます。たとえば、<Enter> は Enter というラベルの付いたキーを押すことを意味し、<Ctrl> + <B> は、Ctrl または Control というラベルの付いたキーを押しながら <B> キーを押すことを意味します。
具体的な数値または文字列に置き換える必要のある変数を表します。
【RHEL6】は、 Red Hat Enterprise Linux 6 を使用する場合に、必要な情報です。
【RHEL7】は、 Red Hat Enterprise Linux 7 を使用する場合に、必要な情報です。
特に注意すべき事項の前には以下の記号が付いています。
ポイント
ポイントとなる内容について説明します。
注意
注意する項目について説明します。
参考
参考となる内容を説明します。
参照
参照するマニュアル名などを説明します。
出版年月
2017年12月 初版 |
商標について
UNIX は、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。
Red Hat は米国およびそのほかの国において登録された Red Hat, Inc. の商標です。
Linux は、Linus Torvalds 氏の登録商標です。
Oracle と Java は、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
Microsoft、Windows、および Internet Explorer は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
その他のすべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。
PRIMECLUSTER は、富士通株式会社の登録商標です。
その他各種製品名は、各社の製品名称、商標または登録商標です。
Copyright (c) 1983-1989 Portions may be derived from Berkeley BSD system, licensed from the U. of CA.
輸出管理規制について
本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。
謝辞
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お願い
本書を無断でほかに転載しないようお願いします。
本書は予告なしに変更されることがあります。
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追加・変更内容 | 変更箇所 | 版数 |
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RHOSP 環境での注意事項を追加しました。 | 1.8.25 RHOSP 環境での注意事項 | 第1.1版 |
以下のメッセージの「対処」を変更しました。 | A.3.1 sfcfsrm スクリプトのメッセージ | 第1.2版 |