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PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.5
FUJITSU Software

まえがき

  本書では、Global File Services を「GFS」と呼びます。

  本書は、GFS の機能と設定および運用の方法を説明します。

本書の読者

  本書は GFS 共用ファイルシステムを使用する方々を対象にしています。

  本書を読むためには、UNIX および Linux(R) オペレーティングシステムの一般的な知識が必要です。

  また、GFS 共用ファイルシステムは PRIMECLUSTER の機能を使用するので、PRIMECLUSTER システムによるクラスタ制御の知識も必要です。

  そして、GFS 共用ファイルシステムは PRIMECLUSTER Global Disk Services の機能を使用するので、PRIMECLUSTER Global Disk Services の提供する共用ボリュームの知識も必要です。

本書の構成

  本書は以下のように構成されています。

1章 ファイルシステムの機能

  GFS 共用ファイルシステムの機能と特徴について説明します。

第2章 ファイルシステムの構造

  GFS 共用ファイルシステムの構造について説明します。

第3章 ダウンリカバリ

  GFS 共用ファイルシステムのダウンリカバリ機能について説明します。

第4章 ファイルシステム設計

  GFS 共用ファイルシステムの運用設計のポイントを説明します。

第5章 管理パーティション

  管理パーティションについて説明します。

第6章 運用管理ビューの起動と終了

  GFS 運用管理ビューを使用するための運用形態と準備方法、および操作方法について説明します。

第7章 運用管理ビューの画面要素

  GFS 運用管理ビューの画面要素について説明します。

第8章 管理パーティションの操作 (GUI編)

  GFS 運用管理ビューによる管理パーティションの操作方法について説明します。

第9章 管理パーティションの操作 (コマンド編)

  コマンドによる管理パーティションの操作方法について説明します。

第10章 ファイルシステム操作 (GUI編)

  GFS 運用管理ビューによるファイルシステムの操作方法について説明します。

第11章 ファイルシステムの操作 (コマンド編)

  コマンドによる GFS 共用ファイルシステムの操作方法について説明します。

第12章 ファイルシステムの運用

  GFS 共用ファイルシステムを管理するための作業手順を基本的なコマンドをもとに説明します。

第13章 ファイルシステムのバックアップとリストア

  GFS 共用ファイルシステムのバックアップとリストアについて説明します。

第14章 チューニング

  種々のユーティリティを利用して GFS 共用ファイルシステムを最適化し、効率的に使用する方法について説明します。

第15章 GFS 共用ファイルシステムへの移行

  導入済みシステムから移行する場合の方法について説明します。

付録A メッセージ一覧

  GFS 共用ファイルシステムのエラーメッセージについて説明します。

付録B リファレンスマニュアル

  GFS 共用ファイルシステムの管理コマンドについて説明します。

付録C トラブルシューティング

  GFS 共用ファイルシステムに障害が発生した場合の、トラブル調査情報の採取方法および対処方法について説明します。

付録D GFS の起動スクリプト/起動デーモンとポート番号【RHEL6】

  GFS の起動スクリプトと起動デーモン、使用するポート番号について説明します。

付録E GFS の systemd サービス/起動デーモンとポート番号【RHEL7】

  GFS の systemd サービスと起動デーモン、使用するポート番号について説明します。

付録F リリース情報

  マニュアルの変更について説明します。

用語集

  GFS 共用ファイルシステムに関連する用語と定義のリストです。

関連マニュアル

  以下のマニュアルを必要に応じて参照してください。

注意

PRIMECLUSTER の関連ドキュメントには上記マニュアル以外に以下のドキュメントがあります。

  • PRIMECLUSTER ソフトウェア説明書/インストールガイド

    PRIMECLUSTER の各製品に添付されるソフトウェア説明書およびインストールガイドです。

    データは各製品の DVD に格納されています。また、ファイル名については、「製品のご案内」を参照してください。

マニュアルの印刷について

  マニュアルの印刷をする場合には、PDF ファイルを利用してください。

  PDF ファイルの参照・印刷には、Adobe Reader が必要です。Adobe Reader の入手方法については、Adobe Systems Incorporated.(アドビシステムズ社)のホームページを参照してください。

オンラインマニュアルについて

  オンラインマニュアルを参照するためには、クラスタ管理サーバでユーザー名を wvroot, clroot, cladmin, clmon のいずれかのユーザーグループに登録してください。

参照

  ユーザーグループの登録の方法、ユーザーグループの意味については、“PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書”を参照してください。

本書の表記について

表記
プロンプト

実行にシステム管理者 (ルート) 権限が必要なコマンドラインの例の場合、先頭にシステム管理者プロンプトを示すハッシュ記号 (#) が付いています。システム管理者権限を必要としないコマンドラインの例の場合、先頭にパーセント (%) が付いています。

マニュアルページのセクション番号

Linux(R) オペレーティングシステムおよび PRIMECLUSTER のコマンドの後ろにマニュアルページのセクション番号が括弧付きで示されています。―例: cp(1)

キーボード

印字されない文字のキーストロークは Enter><F1> などのキーアイコンで表示されます。たとえば、<Enter> は Enter というラベルの付いたキーを押すことを意味し、<Ctrl> + <B> は、Ctrl または Control というラベルの付いたキーを押しながら <B> キーを押すことを意味します。

斜体

具体的な数値または文字列に置き換える必要のある変数を表します。

OSの表記

【RHEL6】は、 Red Hat Enterprise Linux 6 を使用する場合に、必要な情報です。

【RHEL7】は、 Red Hat Enterprise Linux 7 を使用する場合に、必要な情報です。

記号

特に注意すべき事項の前には以下の記号が付いています。

ポイント

ポイントとなる内容について説明します。

注意

注意する項目について説明します。

参考

参考となる内容を説明します。

参照

参照するマニュアル名などを説明します。

出版年月

2017年12月 初版
2018年5月 第1.1版
2018年10月 第1.2版

商標について

Copyright (c) 1983-1989 Portions may be derived from Berkeley BSD system, licensed from the U. of CA.

輸出管理規制について

本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。

謝辞

This product includes software developed by the University of California, Berkeley and its contributors.

お願い

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2017-2018

変更履歴

追加・変更内容

変更箇所

版数

RHOSP 環境での注意事項を追加しました。

1.8.25 RHOSP 環境での注意事項

第1.1版

以下のメッセージの「対処」を変更しました。
ERROR: sfcfsrm:0005: can not load module

A.3.1 sfcfsrm スクリプトのメッセージ

第1.2版