自システムの/etc/hostsファイルには、伝送路二重化機能で使用するすべてのホスト名とIPアドレスを定義してください。
使用するインタフェースのMTU長を変更する場合は、プライマリインタフェースおよびセカンダリインタフェースの設定ファイル(ifcfg-ethX)に、同じ値を設定してください。変更した値は、システムのリブート後に有効となります。
# cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1 DEVICE=eth1 (省略..) MTU=9000 # cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth2 DEVICE=eth2 (省略..) MTU=9000 |
マルチキャストIPアドレスは使用できません。
IPv6-IPv4トンネリング用インタフェース(sitX)は使用できません。
仮想インタフェースで束ねている物理インタフェースを利用者が個別に活性化/非活性化しても、インタフェース状態監視機能により、運用上の本来の状態に復元します。
上位アプリケーションとして、DHCP(サーバ機能およびクライアント機能)は使用できません。
NIC切替方式で接続するHUBは1台でも構いませんが、HUBにMAC学習機能がある場合、正常に通信ができないことがあります。この場合はHUBを2台にしてHUB-HUB間を接続し、それぞれのHUBにケーブルを接続してください。(“2.1.2 NIC切替方式”の図2.7 NIC切替方式のシステム構成を参照。)
pingによる異常監視を行う場合は、IPアドレスが設定できるHUBを使用する必要があります。IPアドレスが設定できない場合は、HUBに接続された他装置のIPアドレスを代用することも可能ですが、この場合、装置自身が異常となると伝送路異常として扱われますので、注意してください。
IPv6仮想インタフェースを使用する場合、EthernetのLinkUp遅延によりIPv6アドレス自動構成が遅延するのを防止するためradvdの再起動を行う場合があります。これに伴い、radvdよりメッセージ ” radvd[XXXX]: resuming normal operation” が出力されますが異常ではありません。
NIC切替方式を使用するサーバをIPv6ルータとして設定しないでください。
firewalldサービスが有効になっている場合、デフォルト設定されているゾーンで動作します。
IPv6の通信を行う際、カーネルパラメタ設定ファイルに以下の設定が記載されている場合は、その行を削除してください。GLSで設定した値が上書きされ、正常に動作しない場合があります。
net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = X net.ipv6.conf.default.disable_ipv6 = X net.ipv6.conf.<dev>.disable_ipv6 = X |
X:数値
<dev>:GLSの仮想インタフェースが束ねるNIC名
OS | カーネルパラメタ設定ファイル |
---|---|
RHEL6 | /etc/sysctl.conf |
RHEL7 | /etc/sysctl.conf |