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NetCOBOL V12.1 NetCOBOL Studio ユーザーズガイド
FUJITSU Software

A.1.5 BINARY翻訳オプション

2進データの基本項目が、桁数より求められるワード単位の領域長(2,4,8)に割り付けられる(BINARY(WORD))か、バイト単位の領域長(1~8)に割り付けられる(BINARY(BYTE))かを指定します。

なお、符号なし2進項目の最左端ビットの扱いも指定できます。

項目

説明

2進項目の扱い

2進項目の扱いを指定します。

初期値では[BINARY(WORD,MLBON)]が選択されます。

BINARY(WORD,MLBON)

ワード単位の領域長で最左端ビットは符号として扱われます。

BINARY(WORD,MLBOFF)

ワード単位の領域長で最左端ビットは数値として扱われます。

BINARY(BYTE)

バイト単位の領域長で最左端ビットは符号として扱われます。

注意

  • クラス定義にBINARY(BYTE)を指定できません。

  • BINARY(BYTE)を指定した場合、最左端ビットは数値として扱われます。

  • 31桁拡張演算モード(ARITHMETIC(31))を使用する場合、BINARY(WORD,MLBON)のみ指定できます。

参考

宣言した桁数と、割り当てられる領域長の関係は、下表のとおりです。

PICの桁数

割り当てられる領域長

符号付き

符号なし

BINARY(BYTE)

BINARY(WORD)

1 ~ 2

1 ~ 2

1

2

3 ~ 4

3 ~ 4

2

2

5 ~ 6

5 ~ 7

3

4

7 ~ 9

8 ~ 9

4

4

10 ~ 11

10 ~ 12

5

8

12 ~ 14

13 ~ 14

6

8

15 ~ 16

15 ~ 16

7

8

17 ~ 18

17 ~ 18

8

8

19 ~ 28 (注)

19 ~ 28

-

12

29 ~ 31 (注)

29 ~ 31

-

16

注 : 31桁演算モードの場合