“Windowsファイアウォール”が有効となっている場合、リモート開発機能が使用できません。
この問題を回避するためには、次のプログラムを“Windowsファイアウォール”の対象外とします。
プログラム名 | 格納フォルダ | 備考 |
---|---|---|
COBRDC32.exe | NetCOBOLインストールフォルダ | リモートデバッガコネクタ |
以下の手順で、COBRDC32.exeを、“Windowsファイアウォール”の例外として登録します。
なお、リモート開発機能を使用しないのであれば、この操作は必要ありません。
Windowsのスタートメニューから[コントロールパネル] > [システムとセキュリティ] > [Windowsファイアウォールによるアプリケーションの許可]をクリックします。([コントロールパネル]の[表示方法]が「カテゴリ」の場合)
→ [許可されたアプリ]ウィンドウが表示されます。
[設定の変更]ボタンをクリックします。
[別のアプリの許可]をクリックします。
→ [アプリの追加]ダイアログボックスが表示されます。
[参照]ボタンをクリックします。
→ [参照]ダイアログボックスが表示されます。
NetCOBOL製品のインストールフォルダに格納されている“COBRDC32.exe”を選択して、[開く]ボタンをクリックします。
→ [アプリの追加]ダイアログボックスに[NetCOBOL Debugger]が表示されます。
[追加]ボタンをクリックします。
→ [許可されたアプリおよび機能]に「NetCOBOL Debugger]が表示されます。
セキュリティを強化する
上記の方法で、プログラムを“Windowsファイアウォール”の対象外として登録した場合、そのプログラムに対するスコープを変更することによって、セキュリティを強化することができます。スコープの変更は、次の手順で行います。
Windowsのスタートメニューから[コントロールパネル] > [システムとセキュリティ] > [Windowsファイアウォール]をクリックします。([コントロールパネル]の[表示方法]が「カテゴリ」の場合)
→ [Windowsファイアウォール]ウィンドウが表示されます。
[詳細設定]をクリックします。
→ [セキュリティが強化されたWindows ファイアウォール]ウィンドウが表示されます。
画面の中央に[ローカル コンピューターのセキュリティが強化された Windows ファイアウォール]と表示されます。画面左側にある[受信の規則]をクリックします。
→ [受信の規則]が表示されます。
スコープを変更するプログラムを選択し、コンテキストメニューから[プロパティー]を選択します。
→ [プロパティー]ダイアログボックスが表示されます。
[スコープ]タブを選択します。
[これらのIPアドレス]を選択して、[追加]ボタンをクリックします。
→ [IPアドレス]ダイアログボックスが表示されます。
対象コンピューターのIPアドレスを入力して、[OK]ボタンをクリックします。
[プログラムの編集]ダイアログボックスで[OK]ボタンをクリックします。
[これらの IPアドレス]に、入力したIPアドレスの内容が表示されていることを確認します。
[OK]ボタンをクリックします。
Linux(Itanium)サーバとの連携で処理時間が遅くなる場合の回避方法
Linuxサーバとの連携で、“Windowsファイアウォール”が有効となっており、かつ、サーバ側のNetCOBOLリモート開発サービスではなくftpd/rexecサービスを使用する場合、Linuxサーバとの連携で処理時間が極端に遅くなる場合があります。
この現象を回避するには、以下の手順で113番ポートを“Windowsファイアウォール”の例外として登録します。
Windowsのスタートメニューから[コントロールパネル] > [システムとセキュリティ]をクリックします。([コントロールパネル]の[表示方法]が「カテゴリ」の場合)
[Windowsファイアウォール]をクリックします。
→ [Windowsファイアウォール]が表示されます。
[詳細設定]をクリックします。
→ [セキュリティが強化されたWindows ファイアウォール]が表示されます。
画面の中央に[ローカル コンピューターのセキュリティが強化された Windows ファイアウォール]と表示されます。画面左側にある[受信の規則]をクリックします。
→ [受信の規則]が表示されます。
画面右側の[操作]から、[新しい規則]をクリックします。
→ [新規の受信の規則ウィザード]が起動されます。
[ポート]を選択して[次へ(N)]ボタンをクリックします。
→ [プロトコルおよびポート]ページが表示されます。
[プロトコルおよびポート]ページで以下の値を設定します。
[TCP]をチェックする。
[特定のローカルポート]をチェックして、“113”を入力する。
[次へ(N)]ボタンをクリックします。
→ [操作]ページが表示されます。
[接続を許可する]をチェックして、[次へ(N)]ボタンをクリックします。ウィザードの指示に従って、設定を進めます。