メニューバーの[プロジェクト] > [自動的にビルド]がチェックされている場合は、リソースを保存すると自動的にビルドが実行されます。ビルドの実行を開発者が制御したい場合は、[自動的にビルド]のチェックを解除して手動でビルドすることができます。
手動ビルドには、以下があります。
プロジェクトのビルド
選択した1つ以上のプロジェクトをビルドします。前回のビルド以降に変更されたリソースだけがビルド対象になります。
[依存]または[構造]ビューでビルドの対象となるプロジェクトを選択して、メニューバーから[プロジェクト] > [プロジェクトのビルド]を選択するか、コンテキストメニューから[プロジェクトのビルド]を選択します。
すべてビルド
ワークスペース内のすべてのプロジェクトをビルドします。前回のビルド以降に変更されたリソースだけがビルド対象になります。
メニューバーから[プロジェクト(P)] > [すべてビルド(A)]を選択します。
プロジェクトの再ビルド
前回のビルド以降に変更されていないものも含め、すべてのリソースをビルドします。
[依存]または[構造]ビューでビルドの対象となるプロジェクトを選択して、メニューバーから[プロジェクト(P)] > [クリーン(N)]を選択するか、コンテキストメニューから [プロジェクトの再ビルド]を選択します。
ワーキング・セットのビルド
ワーキングセットとは、プロジェクトやリソースなどをグループ化したものです。ワーキング・セットを作成し、ビルド対象をグループに分けします。ワーキング・セットで選択したプロジェクトの中の、前回のビルド以降に変更されたプロジェクトをビルドします。
ワーキング・セットの作成
メニューバーから [プロジェクト(P)] > [ワーキング・セットのビルド(W)] > [ワーキング・セットの選択]を選択します。
→ [ワーキング・セットの選択]ダイアログボックスが表示されます。
[新規(N)]ボタンをクリックします。
→ [新規ワーキング・セット]ウィザードが表示されます。
[ワーキング・セット・タイプ]で“リソース”を選択して[次へ(N)]ボタンをクリックします。
[ワーキング・セット名]に任意の名前を入力し、[ワーキング・セットの内容]でワーキング・セットの対象とするプロジェクトを選択して、[完了(F)]ボタンをクリックします。
ビルド
メニューバーから [プロジェクト(P)] > [ワーキング・セットのビルド(W)] > [ワーキング・セットの選択(W)]を選択します。
→ [ワーキング・セットの選択]ダイアログボックスが表示されます。
ワーキング・セットを選択して、[OK]ボタンをクリックします。
→ ワーキング・セットで選択したプロジェクトがビルドされます。
ビルド後、[プロジェクト(P)] > [ワーキング・セットのビルド(W)]のサブメニューに選択したワーキング・セット名が追加されるので、以降はこのメニューを選択することでワーキング・セットのビルドが可能です。
注意
翻訳オプションでそのプロジェクトに含まれないファイルを参照している場合、プロジェクトに含まれない参照ファイルを変更しても、プロジェクトに対してリソースの変更が認識されません。このため、[プロジェクトのビルド]の実行または[自動的にビルド]がチェックされていても、ターゲットファイルは更新されません。
プロジェクトに含まれないファイルを変更した場合は、そのファイルを使用しているプロジェクトに対して[プロジェクトの再ビルド]を実行してください。
ポイント
手動ビルドを行う前に、修正されたリソースを自動的に保存するには以下のようにします。
メニューバーから[ウィンドウ(W)] > [設定(P)]を選択します。
→ [設定]ダイアログボックスが表示されます。
左のペインで[一般] > [ワークスペース]を選択します。
→ [ワークスペース]ページが表示されます。
[ワークスペース]ページの[ビルド前に自動的に保管]を選択します。
[OK]ボタンを選択して、[設定]ページを閉じます。