COBOLエディターでCOBOLソースプログラムを作成、または変更する際、ファイルの形式は正書法で指定された規則に従います。
COBOLエディターがサポートする正書法は、以下の3つです。
固定形式
可変形式
自由形式
正書法の形式を設定する
以下の手順で正書法の形式を設定します。
メニューバーから[ウィンドウ(W)] > [設定(P)]を選択します。
→ [設定]ダイアログボックスが表示されます。
左のペインから[COBOL] > [エディター]を選択します。
→ [エディター]ページが表示されます。
[正書法(R)]タブを選択します。
→ [正書法]ページが表示されます。
[正書法の設定]で[固定形式]、[可変形式]または[自由形式]を選択します。
[翻訳オプションSRFおよびTABの設定に反映させる]チェックボックス
チェックボックスがチェック状態の場合、[正書法の設定]が翻訳オプションSRFの正書法の指定に、[タブ幅]が翻訳オプションTABのタブの扱いにそれぞれ反映されます。非チェック状態の場合は、SRFの正書法の指定およびTABのタブの扱いに反映されません。
非チェック状態が初期値となります。
固定形式でのCOBOLエディターの動作
可変形式でのCOBOLエディターの動作
自由形式でのCOBOLエディターの動作
自由形式でのCOBOLエディターの動作は以下のとおりです。
一連番号、標識領域、"A領域"、"B領域"は存在せず、COBOLソースプログラムは、行のどの文字位置からでも記述することができます。
行内に”*>”の文字が存在するとき、それ以降に入力したテキストはコメントとして扱われます。“>>D”の文字のすぐ後に1つの空白が続いているとき、デバッグ指示子を示します。デバッグ指示子から始まる行、またはデバッグ指示子の前に空白だけが先立つ行を「デバッグ行」といいます。デバッグ行は、デバッグのための情報を原始プログラムに残すために使います。
252列目以降は入力したテキストはコメントとして扱われます。
注意
正書法の形式は変更することが可能です。ファイルの変更内容を保存していない場合、正書法を変更する前にファイルの保存を指示するメッセージが表示されます。
ファイルの変更を保存してから正書法を変更する場合は[はい(Y)]ボタンを、ファイルの変更を保存しないで正書法を変更する場合は[いいえ(N)] ボタンをクリックします。