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NetCOBOL V12.1 NetCOBOL Studio ユーザーズガイド
FUJITSU Software

1.2 機能概要

NetCOBOL StudioのCOBOLプログラム開発機能を以下に示します。

NetCOBOL Studioを使用する上で、理解しておくべき主な基本概念を以下に示します。

プロジェクト

NetCOBOL Studioでは、COBOLプログラムの開発環境および開発資産を“プロジェクト”という単位で管理します。プロジェクトは、ワークスペースと呼ばれるフォルダで管理します。NetCOBOL Studioでは、次のプロジェクトを作成して管理できます。

上記のプロジェクトは、ウィザードによって対話形式で簡単に作成することができます。

COBOLプログラムの開発を行う場合は、“COBOLプロジェクト”を作成します。1つのCOBOLプロジェクトは、1つのターゲット(実行ファイルまたはダイナミックリンクライブラリ)の資産を管理します。

“COBOLリソースプロジェクト”を作成することで、COBOLプロジェクトから登録集や定義体などのファイルをプロジェクト単位で管理することができます。

“COBOLソリューションプロジェクト”を作成して複数のCOBOLプロジェクトを登録することで、複数のCOBOLプロジェクトに対して共通の翻訳オプションを設定することができます。

Interstage Studio向けCOBOLプラグインを、別売りのInterstage Studioに組み込むことで、CORBAサーバとして動作するCOBOLプロジェクトである“CORBAサーバプロジェクト”を作成することができます。

参照

プロジェクトのインポート

別のワークスペースにあるプロジェクトを利用したい場合、プロジェクトをインポートすることで、利用可能になります。詳細については、“C.3 プロジェクトのインポート”を参照してください。

ワークスペース

複数のプロジェクトおよびプロジェクトで共通に保持する開発環境の設定情報を格納するフォルダを“ワークスペース”といいます。

ワークスペースの設定および切り替え方法については、“C.2 ワークスペースの設定と切り替え”を参照してください。また、既定のワークスペースについては、“C.1 既定のワークスペースフォルダ”を参照してください。

注意

  • 32bit COBOLアプリケーションのプロジェクトと64bit COBOLアプリケーションのプロジェクトを、1つのワークスペース内に混在して作成することはできません。32bit COBOLアプリケーションのプロジェクトと64bit COBOLアプリケーションのプロジェクトを格納するワークスペースは、それぞれ別のフォルダを指定してください。

  • NetCOBOL StudioとInterstage Studioの間で、ワークスペースを共有することはできません。それぞれ別のフォルダを指定してください。

  • NetCOBOL Studioで作成したワークスペースをInterstage Studioで開くことはできません。また、Interstage Studioで作成したワークスペースをNetCOBOL Studioで開くことはできません。

パースペクティブ

NetCOBOL Studioの操作画面は、エディターと複数の情報表示用ウィンドウ(これを“ビュー”と呼びます)から構成されています。表示するビューの種類およびその配置は、目的とする作業ごとに“パースペクティブ”という概念で管理されています。

COBOLプログラムの開発では、“COBOLパースペクティブ”およびデバッグ作業用の“デバッグパースペクティブ”を使用します。